hotel de yoshino オテル・ド・ヨシノ@和歌山市

 今年のクリスマスは、ちょっと豪華にフレンチでも。と、訪れたのがビッグ愛12階のオテル・ド・ヨシノ。以前はカフェステラマリスだったフロアの一角がレストランとなっています。

ライトアップされた和歌山城を遠目に見ながら、案内されて席に着きました。4人テーブルは窓際ですが、残念ながら2人用のテーブルは少し奥まった所に並んでいます。

軽くこの日のコースの説明を受けた後、シャンパンが注がれアミューズがやってきました。

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シューの中にはフォアグラのムースが入っています。淡くとろけるような口当たり。それでいてフォアグラの風味はきちんと効いていて、のっけからシャンパンが進んでしまいます。

前菜は、甲殻類のジュレとウニ。

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ウニにはウニのソースがかかっていますが、泡立て卵白の様な口当たりでこれがなんとも美味しいのです。蟹の風味もそれを引き立てているジュレの旨さも、淡い味付けながらしっかりと味わい深いもの。

スープは、フランス産の栗、シャテーニュ栗のカプチーノ仕立て。

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先ほどのソースと同じように、口当たり軽く泡立ったスープの上には贅沢にトリュフがたっぷり。この香りが強烈で、水臭い独特の香りがなんとも苦手なのですが、これがスープと合わさるとなんともいえない濃厚なコクとなって旨さを際立たせるのですから不思議なものです。これはやはり、軽い口当たりながらも栗の風味がしっかりと活かされた、スープの旨さが相当なものだからこそでしょうね。

魚料理一品目は、マグロと茄子のミルフィーユ仕立て。

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一見、マグロの肉をそのまま厚切りしたようにも見えますが、薄切りの茄子とマグロの漬けをミルフィーユよろしく重ね合わせたもの。これにはバルサミコ酢のソースが。そして皿の周りにあるマグロの角切りの間には、タプナードというオリーブとアンチョビのソースが。

ミルフィーユの上にはクリームとキャピアが添えられ、この料理に花を添えています。しかしやはり主役はマグロで、新鮮で旨味溢れる味わい深いマグロの赤身の美味しさがしっかりとしているからこその料理。

パンは2種。

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このパンがまた旨くて、思わず何回もおかわりしてしまいました。外はカリっと固いフランスパンのようですが、中身がもっちりしっとりでまるでお餅のような食感。加えて小麦粉の風味が濃厚で、なんともいえない美味しさなのです。丸い方がより濃厚な味わいに感じましたが、どちらもさすがと思わせてくれるパンでした。

続いては、オマール海老のロティ。

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海老の上にはまたまた泡状のビスクソース(海老から取られたソース)が。上方の緑色はブロッコリーのピューレ、下の赤色はトマトのピューレなのだとか。オマール海老はもう当然の如くな旨さですが、やはりここでもソースの旨さが炸裂。この泡立った口当たり軽やかなソースがこちらの特徴なのですね。このソースの為だけにでも此処に来る価値がある、と思わせてくれるもの。

そして、周りを彩る色鮮やかな野菜たちがまた美味しくて、それぞれにしっかりと下味が付けられていて、それぞれの野菜の旨さをきっちりと引き出しているあたりが凄いところ。本当に美味しいと思う一皿は、最後のソースの一滴まで残したくないと思うものですが、これもまさしくそういう一皿でした。

肉料理は、蝦夷鹿のロティ ロッシーニ風。

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赤身の鮮烈な鹿肉のうえには、贅沢にたっぷりと添えられたトリュフとフォアグラが。このトリュフとフォアグラがロッシーニ風の条件なのだとか。今日は、トリュフ、フォアグラ、キャピアの3大珍味が揃い踏みで、なんともクリスマスに相応しい贅沢なもの。

フォアグラとトリュフの濃厚な組み合わせが特徴的ですが、それに負けない鹿肉のしっかりとした風味が凄いの一言。赤身肉の純粋な旨さがぎゅっと濃縮されたような味わいで、その存在を主張しながらも、ソースやフォアグラ、トリュフときっちりと調和しているところがなんともいえない一皿でした。

肉料理は2品から選択するのですが、こちらはもう一品の熊野牛のグリエ。

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熊野牛ならではの、柔らかく脂が乗っていながらも赤身の旨さがしっかりとしている牛肉本来の旨さが堪能出来る逸品。熊野牛は、まだまだブランド牛としては個体差が大きいように思いますが、これは間違いなく最上の部類だと感じました。料理としては蝦夷鹿の方が好みでしたが、観光で来られた方などには地元和歌山の牛肉を堪能して頂くのもいいでしょうね。

料理が終わり後はデザートですが、ここでチーズを奨められました。

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これは別料金となりますが、私はウォッシュタイプのチーズとブルーチーズを頂きました。どちらも風味の強いチーズですが、これにデザートワインが抜群に合うのです。丁度この少し前に行ったテンダーで、ブルーチーズと貴腐ワインの組み合わせに感動していたところなので、今回も迷わずその組み合わせを選択。

正確には、この日頂いたのはピノーデュシャラントという葡萄果汁にコニャックを加え醗酵させたお酒なのだそうですが、それでもチーズとの相性は抜群。それだけでは甘ったるく感じるデザートワインが、風味の強いチーズと喧嘩することなくむしろ引き立てあっているのが凄いところ。

チーズを頂いたら後はデザート。

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いかにもクリスマスに相応しい小さなブッシュドノエルに、キャラメル風味のアイスが添えられています。甘さ加減も丁度よく、しっとりとした口当たりのケーキには、ほんのり酸味も効いていてなんとも言えない美味しさ。この贅沢なコースを締めくくるに相応しい一皿でした。

最後は紅茶と、お茶菓子を頂いて。

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お茶菓子といっても、マカロンやカヌレまであるしっかりと食べ応えのあるもの。もちろんそれらもきちんと丁寧に作られたもので、味わいに一切の不満の無いもの。これで本当にコースはお終いなのですが、私でも大満足のとても食べ応えのあるコースでした。

もちろん味わいも、最初から最後まで非の打ち所の無い一品揃いで大満足。そしてそれを供する方達の応対も、とてもスマートかつ温かいもので、それがまた料理を一層美味しくさせてくれました。グラスワインも一杯1000円~とリーズナブルで、それでいてしっかりと美味しいワインがセレクトされているのもいいところ。

この日のコースは15750円。これにサービス料と税金、そしてワインやチーズも加わり二人で4万円弱。年に一度か二度の贅沢ですが、少なくともこの料金以上の満足感を得られたのは間違いのないところ。

私にはやはりビストロのような気軽に頂けるフレンチが合っていますが、たまにはこういう適度な緊張感を従った本格的なフランス料理を頂くのもいいものです。来年のクリスマスもまたここに来れるといいな、と思いつつお店を後にしました。

オテルドヨシノ

住所 和歌山市手平2-1-2 和歌山ビック愛12Fホテルランドマーク和歌山

TEL 073-422-0001

営業時間 11:30-14:00 17:30-21:00 月曜、第2火曜定休

URL http://www.hoteldeyoshino.com/index.html 

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プリュムで猪料理

 プリュムが丁度2周年を向かえ、なんと常連のT氏から猪丸ごと一頭が送られたそうな。そういえば、最近和歌山市内でも猪の大捕り物が話題になっていましたね。

という訳で、ちょっと前に真夜中に無性にワインが飲みたくなって訪れた時に頂いたのが、この猪肉が入ったポトフ。

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コロコロと猪のお肉が入っているのですが、これがまたなんとも優しくも美味でして。たっぷりと蓄えられた脂身は、臭みなど全く無くゼラチンのようにフルフルとした食感で脂っぽさも綺麗さっぱりと無くなっています。

しっかりとした味わいの猪の肉に負けない、しっかりと旨味を引き出されている野菜達がまたいい仕事をしていて。特に、黒い皮の黒大根は初めて食べる食材で、普通の大根よりしっかりとした食感で味わいも濃厚。この冬のプリュムの定番食材となっているようです。

猪の他、鹿やウズラなどのジビエも充実していて、ほんとに目が離せない、いいお店です。 シェフは「ほとんど食材のおかげです」と言いますが、こういう素朴な料理がきちんと美味しいあたり、私は非凡なものを感じずにはいられないのです。

ワインビストロ・プリュム

住所 和歌山県和歌山市吉田865   

TEL 073-424-9700

営業時間 18:00-翌2:00 日曜定休

ブログURL http://plume.ikora.tv

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ワインビストロ・プリュム

 コンビニでふと見かけたアガサス、今回はフレンチ特集だとか。読んでみるとプリュムもしっかりと掲載されていましたが、ワイン関係のページに掲載されていて、あまり料理には触れられていませんでした。

ここは料理もうまいのになぁ、なんて思いつつ弟達と行った時の模様を。

前菜には魚介類がたっぷり。

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地元産のウニもイカも美味しいのですが、この料理の主役は近海もののマカジキとホンマグロ。特に軽く炙られたカジキの旨さは格別でした。ここの魚はいつも新鮮で美味しく、なんでだろうと思い仕入先を聞いて納得。

もう一つの前菜は、大好きな豚肉の様々な部位が使われたパテとフォアグラのテリーヌ。

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フォアグラには杏のジャムが乗っていてそれがいいアクセントになっています。豚のパテとバゲットの相性はいつもながら抜群のもので、何度食べても飽きる事がありません。

魚料理は、ホタテとトマトの香草焼き。

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シンプルな味付けだけど、だからこその火加減の良さがよく分かります。

魚料理2品目は、アコウのスープ。

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このスープが尋常では無い旨さで、ほのかなサフランの香りと、しっかりと滲み出たアコウの旨味。まさに皿まで舐めたくなるような味わい。それだけ旨味を提供しながら、しっかりと旨さを残しているアコウの凄さも良く分かる料理でした。

肉料理は、イベリコ豚のスペアリブとカツレツ。

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スペアリブは香草と塩コショウのみのシンプルな味付けなのですが、やはり骨の周りの肉の旨さは格別。食べ方なんて気にしていられるわけもなく、思わずむしゃぶりついてしまうほどの味わい。カツレツの旨さもさることながら、ビーンズソースがまたその旨さを引き立ててくれます。

肉料理2品目はカモのロースト。

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グレープフルーツと鴨の相性の良さも光りますが、下にある万願寺とうがらしがとてもいいアクセントになっています。辛味は殆ど無く、肉厚でねっとりとした舌触りの万願寺とうがらしは、肉との相性抜群といった感じでした。

最後は手長海老のパスタで締め。

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手長海老の味噌が濃厚な味わいの、旨味溢れるパスタ。手長海老は輸入冷凍ものとの事でしたが、冷凍技術がいいので値段との兼ね合いで敢えてとのこと。なるほど、冷凍と感じさせないくらい臭みがなく、プリプリの身がとても美味しかったです。

デザートはシャーベットとウィスキーで。

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グレンキンチーとグレンファークラスの25年。ワインビストロという名ですが、こちらには結構いいウィスキーも置いていて、ほぼ全てワンショット千円というのが嬉しいですね。この日頂いたカシスとキャラメルのシャーベットは、どちらもとても美味しかったのですが、特にキャラメルとウィスキーの相性は抜群でした。

最初から最後まで、どれも美味しくて大満足。素材の良さもさることながら、味付けや火の通し具合が私の好みのど真ん中なのです。改めて、ここは旨いなぁと感じた一日でした。

この日はシャンパン、白ワイン、赤ワイン、それぞれボトルで頂いてソフトドリンクも入れて一人8000円ほど。内容を考えるとかなりお得なお値段だと思います。

最近は特に週末などは混みあうようですので、予約をされるのがいいでしょう。予約をされる時に予算を伝えておくと、それに応じた料理やワインを組み立ててくれるので、お任せしてしまうのがお奨めです。

ワインビストロ・プリュム

住所 和歌山県和歌山市吉田865   

TEL 073-424-9700

営業時間 18:00-翌2:00 日曜定休

ブログURL http://plume.ikora.tv

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パスティス@和歌山市

 以前から気になっていたお店、パスティスに知人達と行ってきました。思えばもう私が20代前半の頃から、和歌山で美味しいフレンチというとこちらの名前がよく挙がったもので、これだけの長い間高評価を保っているというのは凄いことですよね。

場所は狐島のオートバックスの裏手、リニューアルされたようで、以前のお店の隣に新しいお店が。

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以前のお店の前にも車を停められるようで、駐車スペースは充分余裕があります。店内はもう満席で、特にディナーを頂くのなら予約をするのがいいでしょうね。

コースは2940円、3990円、5700円の3種あり、アラカルトも選べるようです。以前、コースは統一するようにと言われたお店もありましたが、こちらはその心配も無し。めいめい違うコースを注文しました。

料理が来るまで、先ずはワインで乾杯。

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シャトーローレリーというワインですが、これは思いっきりデザートワインでしたね。以前の私なら大好きであったであろう甘~い白ワインですが、今となってはさすがに甘過ぎ。でも、後口は比較的すっきりしているので、飲めないというほどではありませんでした。もう少し辛口のワインを注文すれば良かったですね。ワインはあまり詳しくないですが、こちらはワインもとてもリーズナブルだったように思います。

今回私が頂いたのは、3990円のコース。

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鴨のローストや、パテなど。ボリュームはありますが、野菜、特にアスパラがもう一つな印象。脇役に思える野菜ですが、それがイマイチだと全体の印象もマイナスになってしまうのですね。

スープは、さつまいもの冷製スープ。

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さつまいもの自然な甘味が効いた優しい味わいのスープ。これはとても美味しいスープでした。

魚料理はスズキのムニエル。

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恐らくパスティス風と言っていたように思うのですが、いかんせんこちらのウェイターさん声が小さすぎて。聞き直してもボソボソといった感じで、もう聞くのは諦めてしまいました。年配の女性の方は元気でハキハキしていたのが救いですが、これでは食べる前にマイナスイメージを持ってしまいます。

あまりくどくど料理自慢をされるのも嫌なものですが、せめて料理法や素材の素性等は知りたいところ。よってパスティス風がどういうものなのかは分かりませんが、至って普通のムニエルといった感じでした。

こちらは知人のアワビステーキ。プラス2400円の別料金ですが、ボリュームは抜群。

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程よい柔らかさに熱が通されていて、アワビの旨味が活かされた味付けもなかなかのものでしたが、肝心のアワビがもう一つな印象。肝がちょっと新鮮味に欠ける感じで、知人もそう感じていたようです。すこし前に知人がこちらでこのアワビステーキを頂いたときは、もっと美味しかったとのことで、今回はたまたまということなのかもしれません。

肉料理は牛ヒレのステーキです。

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こちらは文句なしの美味しさ。火の通り具合も丁度よく、肉汁溢れる赤身の美味しさを堪能出来ました。コースの値段からみても、それ程高級な肉という事は無いとは思いますが、とても丁寧な下処理がされているように感じました。

デザートは4人でそれぞれ違うものを。少なくとも10種以上の中から選べるのが楽しいですね。

ミルフィーユに、

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チョコケーキ、

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ブリュレに、

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名前は忘れましたが3色のケーキです。

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どれもはっきりとした味わいのケーキで、甘さは比較的強め。この中では割とすっきりとした味わいのブリュレが好みでした。

この日はワインを1本空けてしまい、程よく酔ってお腹も満腹。噂どおりのボリュームで、3990円と真ん中のコースでしたが、満足感は充分でした。これなら5700円のコースは、食欲に自信のある人でないと厳しいかもしれませんね。

以前から楽しみにしていたパスティスですが、全体にリーズナブルにがっつり頂けるフレンチといった印象でした。

パスティス

住所 和歌山市狐島8-14

TEL 073-452-1432

営業時間 11:30-14:00 18:00-21:00 水曜定休

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ワインビストロ・プリュム(PLUME)@和歌山市

 3ヶ月振りにプリュムへ。そういえば、ブログへのアップもだいぶさぼっていたようなsweat01

シャンパンで乾杯した後、一品目が。

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サンマのカルパッチョや、ヨコワを軽く炙ったものが並んでいます。どれも新鮮で美味しいのはいつもの通り。特に軽く炙られたヨコワの旨さは格別。かけられたタルタルソースがまた良く合うのです。

2皿目はオマール海老。そういえば、オマール海老って、食べるの10年ぶり以上だったような...

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火の通り具合も丁度良く、プリプリで旨味たっぷり。爪まで頂ける分、オマール海老ってお得感がありますよね。しかも、その味噌の旨い事といったらもう。

肉料理は牛テールの煮込み。

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これはもう私の好みど真ん中。3時間煮込んで3時間寝かすを3回繰り返したという、手間隙の掛かった一品。それだけの労力に十分報いる味わいで、しっかりと型崩れしていないのに、とろけるように柔らかな肉の旨さはもうなんともいえないもの。

パティシエの奥様が産休から復活されたと聞き、楽しみにしていたデザート。

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マンゴーのケーキはシブースト風で、生地の口当たりがとてもしっとりとしていて美味しかったです。

連れのデザートは桃のコンポート。

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コンポートの下にはホワイトチョコのパンナコッタが。これがまた美味しくて、桃との相性も抜群。両方とも素材の味が十二分に活かされたとても美味しいデザートでした。

料理もデザートもお酒も美味しくて大満足。今回品数は少なかったですが、牛テールがボリュームたっぷりでお腹も丁度いい塩梅。最近はお客さんも順調に増えているようで、週末には予約をした方が無難でしょう。

ワインビストロ・プリュム

住所 和歌山県和歌山市吉田865   

TEL 073-424-9700

営業時間 18:00-翌2:00 日曜定休

ブログURL http://plume.ikora.tv/

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Ristorante Pien リストランテ ピエン@上富田町

 美味しい蕎麦を頂いて、一息ついて、お目当てのレストランへ。

Photo 初めて訪れたなら、先ず迷ってしまいそうな、街の外れの住宅街の中にひっそりと存在するのが、リストランテ ピエンです。ホームページに詳しい場所の説明がありますので、それを印刷して持って行くのがいいでしょうね。

Photo_2 店内に入り、通されたのは開放的なテラス席。陽の光がたっぷり入るテラスのおかげで、雨模様にも係らず明るい店内が印象的。メニューは、2000円、3500円、5500円の3種のコース。5500円のコースは、肉、魚、両方が頂けるのですが、今回はランチということもあり3500円のコースを。

Photo_3 前菜は、野菜とゆで卵の上に、カジキマグロのスモークが乗っています。地元産の野菜は、極々シンプルな味付けで、野菜自体の旨みがたっぷり。卵がどんと乗っているのは、見た目的には鮮麗されていないようにも思いますが、その味は格別の美味しい卵でした。

それにもまして、勝浦産のカジキのスモークがなんとも言えない美味しさで。もっちりした食感と溢れる旨み、それにほのかなスモーク臭が合わさり、お土産に買えるのなら買って帰りたいと思ったほど。

Photo_4 このお店は、ほとんどの食材が地元産、あるいは自家製なのだそうですが、このパンももちろん自家製。ナンのようなパンは、ほのかにカレーの風味が感じられる、ふんわりモチモチの美味しいパンで、その温かさとともに料理との相性が抜群。

Photo_5 前菜の後は、4種類選べるパスタの中から、タリアテレの熊野牛ラグーのクリーム仕立てです。ラグーとは、すね肉で作るソースなのだそうですが、そのソースが濃厚で深い味わいのとても美味しいソース。それに、コシがあるやや固めの麺が合わさり、なんともいえない美味しさになっています。

Photo_7Photo_6  友人が選んだ、地元産のビーツを包んだラビオリ、けしの実風味です。ビーツとは、赤い色のかぶのような見た目のダイコンの一種なのだそうですが、こちらは上の料理とはうって変わって個性的な味わい。

一見肉包みのような見た目ですが、中身は鮮烈な赤色で、甘味を従った味わいが特徴的。しかし、どこか土の香りのような風味のする、とても素朴な味わいで、好みは分かれるでしょうが私と友人はとても美味しく頂けました。

Photo_8 魚料理は、イサギのソテーにヒトハメのソースを合わせたもの。初めて聞くヒトハメという海藻を、長久酒場に続き二日連続で耳にしたのがなんとも運命的。ま、それは大げさだとしても、新鮮で魚の旨みたっぷりのイサギに、ねっとりとしたヒトハメのソースがよく合っています。素材の旨みを活かした、さっぱりとした味つけが印象的。

Photo_9 友人は、500円アップの熊野牛の炙り焼き。潮岬の塩で漬けられた熊野牛は、魚料理とは対照的にしっかりとした味付け。しかし、牛肉自体の味わいは損なわれておらず、牛肉の旨みと適度な歯応えが心地よい、とても美味しい料理でした。

Photo_10 デザートは3種。ダイダイのケーキと、真ん中のクッキーが被っているのがヨーグルトのアイス、それにイチゴのブリュレです。どれも、食べた瞬間にめちゃ旨、という感じではありませんでしたが、素材の味が活かされた素朴な味わいで、じんわり美味しいといった印象。

この日は運転手でしたので、飲み物はもちろんソフトドリンクでしたが、それも地元の梅や柑橘を使ったとても美味しいドリンク。店内の雰囲気も、鮮麗されていながらも、地元の人がわいわいと食事が出来る雰囲気があり、とてもいい塩梅に思えました。

最初から最後まで、地元の新鮮な素材が使用され、しかもそれが最大限に活かされた味付けの、旅先で出会って間違いなく嬉しいお店だと思います。南紀への旅の楽しみがまた増えて、なんとも嬉しい限り。

こんな素晴らしいお店を教えていただき、本当にありがとうございました。

※ 予約をしていくのがベターなようです。

Ristorante Pien  リストランテ ピエン

住所 和歌山県西牟婁郡上富田町生馬353-7

TEL 0739-47-5317   

営業時間 12:00-1400 18:00-21:00 火曜、第1,3水曜定休

URL http://www3.cypress.ne.jp/pien/

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SOBO@和歌山市

 田中屋さんはとってもコスパの高いお店でしたが、ジャンルは違えどSOBOさんもいつもながらコスパの高さに感心するお店。

Sobo2 前菜に、牡蠣とプリアンゼッタのサラダを。プリアンゼッタとはイタリアのベーコンだそうです。牡蠣はカリッと揚げられていて、それとプリアンゼッタの風味がとても良く合っています。ボリュームもたっぷりで、このサラダが800円というのは、正直安いと感じました。

Sobo3 ピザ一品目は、マルゲリータビアンカ。普通のマルゲリータより200円高い1600円。違いは、トマトソースの代わりにフレッシュトマトを使っている点。フレッシュトマトのおかげで、さっぱり後口爽やかな風味ですが、ピザらしい濃厚さを求めるなら、普通のマルゲリータしかいいかもしれません。とはいっても、どっしりと食べ応えのある美味しいピザなのは間違いないのですが。

Sobo 2つ目のピザは、キノコとサラミのピッツァ半熟玉子のせです。ソースは、トマトソースとクリームが選べるのですが、今回はクリーム。1品目があっさりしたピザだったので、こちらはがっつり濃厚なピザを。それぞれの素材を玉子がしっかりとまとめている、とても美味しくて食べ応えのあるピザでした。

この日は、他にパスタ2品も食べて、ビールも飲んで7600円。2人で食べ過ぎましたが、普通なら、2人で5,6千円もあれば大満足となるでしょう。店舗が拡張されて、テーブル席が3つほど増えましたが、それでも常に満席状態の人気ぶり。リーズナブルで美味しい料理、だけでなく若い店員さんが元気で愛想がいいのも人気の理由の一つでしょう。

SOBO

住所 和歌山市塩屋5-7-70 

TEL 073-447-3888

定休日 毎週火曜日 第3水曜

営業時間 11:30~14:30 18:00~23:00

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PLUMEでエゾ鹿肉@和歌山市

 年末は、なかなかPLUMEへ行く機会が無かったので、年始こそはと行ってきました。今回は2回分をまとめて。

Plume2Plume  先ずは1回目の前菜。大好きなパテと、マグロとアボガトのサラダです。豚肉の、内臓まで使用されたパテは、濃厚ながら臭みはなく、のっけからバゲットが進んで困ってしまいます。サラダは、アボガドとマグロ、それに香草やソースの味わいが一体となって、なんともいえない美味しさ。

Plume3 牡蠣と貝柱のスープです。ブイヤーベースのような、濃厚な味わいのスープに、新鮮な牡蠣や貝柱、それにシメジ等が加わって、なんとも複雑だけどストレートに美味しい逸品。魚介類の味がじんわりと染み出たスープは、これまたパンとの相性が抜群で...

Plume4Plume5  魚料理は、アコウのカマの香草焼き。肉料理は、軍鶏(産地は失念)のポークビーンズソース。アコウのカマは、もうこれでもかというくらいの旨味と、程よい噛み応えがなんともいえません。軍鶏もさすがの歯応えと、噛むほどに染み出るジューシーな味わいがたまらないのです。こちらの定番の、豚肉と豆から作られたソースがこれまたよく合っていて、この日はどれだけパンを御代わりしたか分かりません。

Plume7 2回目の前菜は、ホウボウと鯛のカルパッチョです。ここでの主役は、間違いなくホウボウ。鯛の上品な味わいは、こういう料理では分かりにくくなりがち。対してホウボウは、その濃厚な味わいがソースに負けていないのです。鍋や刺身でも美味しいホウボウでしたが、こういう料理にも合うんですね。

前菜には、もちろんこの日もパテやフォアグラも頂いちゃいました。

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Plume9 この日同行した人が、大のサーモン好きとのことで、サーモンとアボガドのサラダ、そしてサーモンのクリームパスタと、サーモン2連続。サラダは、脂の乗った深い味わいのスモークサーモンがしっかり活きています。そして、パスタはこれでもかというくらいの具沢山で、食べ応え充分。それでいて、しっかりと素材がまとまっているあたりに、シェフの力量が伺えます。

Plume10 まだお腹に余裕があったので、エゾ鹿のモモ肉を頂きました。赤ワインベースのソースと、豚の内臓のソースの2種のソースを絡めて頂きます。北海道産の小さめの雌の肉だそうですが、これがなんともいえない美味しさで。

まったく嫌なクセや臭いが無いのに、野趣溢れる旨味が噛むほどに湧き出てきて、こんな美味しいお肉があるのかとびっくりするくらい。去年食べたクジラの旨さにも感激しましたが、やはり野生の動物の肉には、人間の手にかかった肉には無い旨さがありますね。いやぁ、世の中にはまだまだ美味しいものがあるのだと、再認識させてくれました。

Plume6_2Plume11  一回目のデザート、ブリュレと、二回目のチーズケーキです。ブリュレにはヘーゼルナッツのジェラートが乗っています。これぞブリュレという感じの、滑らかな食感と濃厚な味わい。チーズケーキもまっとうな美味しさで、やはりここのデザートは外れなしですね。

年始から2回訪れましたが、今年もこちらにはお世話になりそうです。2回とも、ワイン等を頂いて一人8000円。素材の良さだけでも充分リーズナブルと言えるのではないでしょうか?来るたびに新しい感動を与えてくれるし、ほんといいレストランです。

PLUME

住所 和歌山県和歌山市吉田865   

TEL 073-424-9700

営業時間 18:00-翌2:00 日曜定休

ブログURL http://plume.ikora.tv/

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PLUMEでボジョレーヌーボー

 金曜の夜は、PLUMEでボジョレーヌーボーの試飲を兼ねてみんなで楽しく食事会。

Plume 席に付くと、すでに前菜のパテ数種が。う~ん、ワインの前にパンが欲しくなるなぁ。どれもワインにもパンにもよく合って美味しかったのですが、右端の黒っぽい、鶏のレバーのパテがとろける様な口当たりで、なんとも美味。

Plume2Plume3  本日のメイン、ボジョレーヌーボーは、先ずはジョセフ・シャモナールから。さっぱりとした、とても若々しい雰囲気のワインで、これが一番ボジョレーらしいという人も多かったです。2本目のピンクのラベルは名前は分かりませんが、とてもこなれた味わいで、ボジョレーらしくないという意見もありました。

Plume4 ここで、魚料理。あかっぽと、魚介類のリゾットです。ハマグリやマグロが贅沢にちりばめられたリゾットのスープはワタリガニで出汁を取ったのだそうな。どの魚介も美味しいのですが、やはりあかっぽの美味しさは格別。

Plume5 肉料理は、豚肉のステーキに、豚のフレークと豆のカレー風味を載せたもの。このフレークが美味しくて、パンとの相性抜群。気が付けばパンがお皿から消え去っていました。ジューシーで旨味たっぷりの豚肉はワインとの相性がよく、ここまでで結構ドリンクオーバー。

Plume6Plume7  3本目は、ドメーヌ・デュ・クロ・デュ・フィエフ。とても濃くて奥行きのある味わいのように思えました。そして最後は、ドメーヌ・デュ・ラ・フュリー。1本目と良く似て爽やかで軽い口当たりだったように思いますが、ここらへんでもうワインは限界。

Plume8 肉料理2品目は、阿波尾鶏と本シメジのオリーブオイルソース。しっかりとした歯応えとジューシーで旨味たっぷりの阿波尾鶏、香りも味わいも抜群の本シメジ、これらの美味しさは当然のこと、それらの旨さを吸ったオリーブオイルのソースが美味しくて。これにパンを付けて食べると、もうパンが止まらなくなってしまいました。

Plume9 美味しい料理やワインを味わいつくした後は、ティラミスで締め。このティラミス、とにかく口当たりが軽やかで、噛まなくてもそのまま口の中で溶けて行くのです。風味は豊かなのに、さっぱりとした後口は、宴の締めにぴったり。ほんと、ここのスィーツは外れなし。

食べて飲んで、しかもどれも美味しくて大満足。ワインの感想は、超初心者の私の思うがままのものなので、的外れなところもあるかとは思いますが、その点は御容赦を。

PLUME

住所 和歌山県和歌山市吉田865   

TEL 073-424-9700

営業時間 18:00-翌2:00 日曜定休

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SOBO ピッツェリア ソーボー@和歌山市

 いつも行くダーツバーSOHOが塩屋から花山に移転して、よく似た名前のSOBOにはちょっと足が遠のいてしまっていた今日この頃。名前も良く似ているけど、場所も近くにあったのですよね。気が付けば前回からは1年以上時が経ち、旨いピザが食べたくなって、久しぶりに行ってきました。

SoboSobo2  前菜にはサラダとモッツァレッラのカプレーゼ。サラダも美味しかったですが、やはりモッツァレッラとトマトの相性は抜群。水牛のモッツァレッラなので、風味がしっかりしていて、トマトやバジルをしっかりと受け止めているのです。一皿丸ごと食べたくなるくらい気に入ってしまいました。

Sobo3 ピザは定番のマルゲリータ。もちっとしてしっかりと味わいのある生地に、シンプルだけど風味のしっかりしたソースやチーズが絡まって、もうなんとも言えない美味しさ。この日は4人での食事だったのですが、あっという間にお皿からピザが消えてしまいした。

Sobo4 パスタ1品目は、スモークサーモンとアスバラのクリームソースペンネ。最近私は、パスタの中でも特にペンネが好みなのですが、これはその期待にしっかり応えてくれる旨さ。ペンネの歯応えはしっかり残っているけど、きちんとソースが絡まっていて、なんとも堪えられないのです。クリームソースの塩加減もばっちりでした。

Sobo5 水牛モッツァレッラのトマトソーススパゲッティ。出てきた時はまだしっかりとしているチーズが、混ぜるととろっと溶けてやがて糸を引くのですが、それがなんとも美味しそうで。目で見て美味しかったのですが、もちろん食べても美味しくて。トマトとモッツァレッラの相性は熱を通しても抜群ですね。

Sobo6 こちらは牛スネのワイン煮込みソースのメッゼパッケリ。写真は小皿に取り分けたものです。トロトロのスネ肉の旨さは格別なのですが、それを受け止めるパッケリというパスタがまた美味しくて。大きな筒状のパスタで、メンゼとは半分という意味だそうです。半分の長さのパッケリということですね。それにしても、このソースとパスタの相性の良さに嵌まってしまい、今度からパッケリと聞くと注文せずにはいられなくなりそうです。

Sobo7 まだお腹に余裕があったので、生ハムとルッコラのピッツァを注文。ピザじゃなくてピッツァ、なんてネタがありましたね。それはさておき生ハムの風味は程々で、ルッコラが主役といった感じのピッツァ。思いの他さっぱりとしていて、すっとお腹の中に入ってしまいました。

Sobo9Sobo8  デザートにはケーキもありますが、私は右のブルーベリーのジェラートを。酸味が効いていてなかなかの美味しさですが、前回のイチゴのジェラート程ではないような。今回一番人気だったのは、左のティラミス風ジェラート。しっかりした甘さと、豊かな風味。ジェラートだけど、ケーキの様な満足感のある不思議な味わいでした。

やっぱりここはいいですね。ワインや食後のコーヒー等も含めて、4人で12500円。これだけ美味しくてリーズナブルなピザ屋さん、大阪にだってなかなかないと思います。一緒に行った方達も大満足で、お土産にピザを買っていました。

ただ、やはり人気がありますので、予約はしておいた方がいいでしょう。後は、願わくは地元和歌山の素材をもっと感じさせてくれる料理なんかもあるといいのですが。あきらで頂けるような、和歌浦や雑賀崎で獲れる地魚、それに有田の太刀魚や中津村のほろほろ鳥なんて、結構ここの料理に合いそうなんですけどね。

SOBO

住所 和歌山市塩屋5-7-70 

TEL 073-447-3888

定休日 毎週火曜日 第3水曜

営業時間 11:30~14:30 18:00~23:00

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