あるバーにて
先日テンダーに行く前、まだ時間が早かったので以前行ったことのあるバーへ。友人に連れられて行ったそのバーは、ウィスキーの品揃えこそそれほど多くは無かったですが、なかなか拘りのある品揃えで、落ち着いた雰囲気ながらも楽しい一時を過ごさせてもらったのです。
あれからもう1ヶ月程たつのでしょうか、今回は一人で入店しましたが私のことは全く覚えてられない様子。結構特徴的な見た目なんだけどなぁと、ちょっと拍子抜けしてしまいましたが、まぁ私だってお客様の顔を忘れる事はありますし、それは致し方の無い事だと思い席に着くことに。
そしてウィスキーをストレートで頂いたのですが、そこで私はひどく落胆してしまいました。私が今まで好ましく思ったバーでは、ウィスキーをストレートで頂くと何らかの反応が返ってきたものなのですが、ここでは全く無反応だったのです。
それが何故落胆に繋がるのかとなると、これはもう全く私の感じ方一つになってしまうのですが、例えば東京のANAホテルのマンハッタンラウンジ。あのバーがなんとも好ましく思えたのは、煌めく夜景やお洒落な店の雰囲気、なんてのももちろんあったのですが、男前のバーテンダーさんのその応対が一番の理由なのです。
私がウィスキーを頂くと、「お酒が好きなんですね」と一言二言なんともいい笑顔でしゃべりかけてくれたのが嬉しくて。それはいつも行くテンダーでも、まだ2度ほどしか行った事がないRogeでも感じた事なのですが、こちらがお酒に興味があり愛着を持っていると分かったら、それを我が事の様に嬉しく思ってくれているように感じさせてくれる。それがとても嬉しくて、そのバーが大好きになってしまうのです。
でも、逆に考えてみれば、そっと静かに飲ませてくれるのも店の気遣いなのかなぁ、なんて思っていると常連さんがお二人入店。すると、店の方は楽しそうに談笑を始めたりして、なんだか以前楽しい思いをしたのも常連の友人と一緒だったからかな、と感じてしまう事に。
一人寂しくお酒を飲み干し、声を掛けられる事もなかったので店を後にすることに。帰り際の「また来てくださいね」が余計に空しくて、もう友人に呼ばれでもしない限りここには来ないだろうなぁ、なんて思いつついつもの店に飲みなおしに行ったのです。
とまぁ、これは全く私の主観の話で、人によっては感じ方は全然違うのでしょうが、やはり私は、お酒にもお酒を愛する人にも、どちらにも愛情を感じているように思わせてくれる、そんなバーテンダーさんのいるバーが好きなのです。
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