フォックスフェイス

 秋から冬にかけてのこの季節、それを感じさせてくれる食べ物は以前紹介しましたが、紅葉や草花ももちろんそれを感じさせてくれるものです。

そんな中でも私が一番季節を感じるのがフォックスフェイス。本来はツノナスという名で、その見た目からフォックスフェイスやカナリアナスとも呼ばれているそうです。更に源流をたどると、南米が原産だそうで、そこでは多年草だそうですが、日本では冬を越せずに枯れてしまうのだそうな。日本でも越冬するようになれば、それこそ温暖化も深刻に、ということなのかもしれませんね。

そして、今年も無性にフォックスフェイスが見たくなり、果物の買出しも含めて”ふうの丘”へ。しかしその日は販売しておらず、ちょっと足を延ばして、かつらぎ方面へ。コンニャクの里を過ぎてしばらく走ると、可愛いフォックスフェイスを販売しているお店が目に付き始めます。その内の一店で購入したのがこちら。

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小振りのが3本で500円。上のほうの小さいのはまだ緑色でしたが、花瓶に生けて1週間もすると黄色く色付いてきました。大きな実なので気を使いそうですが、軽トラの荷台にポンと乗せたままでも全然大丈夫で、気軽にトランクにでも放り込んでおけるお手軽さがいいですね。しかも1ヶ月以上は優に持ちますので、生け花としてもお得感抜群。

2ヶ月以上たつとやがて腐ってしまうそうですが、中の種を取り出して栽培する事も可能のようです。只、栽培は難しいようで、鈴なりのキツネさんを実らせるのにはかなりの経験が要りそうです。実には毒性があるそうで、ナスと名前が付いていますが、あくまで観賞用なのだとか。

ま、それはともかく、私にはこのフォックスフェイスが妙にツボでして、もし初めて訪問したお家にこれが飾ってあったりしたら、その人の事が一辺に好きになってしまう事間違いなし。なんとも可愛いくて、大好きな季節の到来を告げてくれる、もうなんともいえないくらい嵌っているキツネさんなのです。

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朴 BOCU @田辺市

 気が付いたら、一週間も更新さぼってしまってた。気を取り直して今回は、田辺市のカフェ、朴で一服。ヤフーグルメにはBOKUとありましたが、公式HPではBOCUになっています。

道の駅熊野古道中辺路から、少し本宮方面へ進み左折してしばらく行くと朴はあります。

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近くには女神の湯やひすいの湯など有名な温泉もあり、ヌルヌル系の美肌湯のようですが、今回はお預け。朴をお目当てにしたのは、こちらのお母さんがあの道の駅のよもぎ餅やよもぎアイスを作っていると知ったから。

道は少し分かりづらく、ちょっと迷いましたがなんとか到着。看板が途中に出ているので見落とさないようにすれば、問題ないでしょう。

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古民家を改築した外観は趣のあるもの。自然に囲まれた環境も良く、田んぼの稲はもう収穫を間近に控えています。

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店内に入ると、すぐ目に付くところにパンの棚が。天然酵母が使用された、美味しそうなパンが並んでいます。

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パンは帰りに買うとして、とりあえずは席に着きメニューを。この日は残暑も厳しかったのですが、昔の建物はさすがに涼しげで、暑がりの私でもエアコン要らず。

私はもうキジ丼でお腹いっぱいでコーヒーで充分でしたが、友人はシフォンケーキなんぞも食べていました。

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シフォンケーキのクリームは豆乳クリームだそうで、なるほどあっさりとした味わい。シフォンケーキは、しっかりとした歯応えで味わい深いタイプ。添えられたイチジク等のフルーツも美味しくて、これで400円はお得感充分。って、しっかりつまみ食いをしてる私。

オーガニックコーヒーも380円で、全体にリーズナブルな印象。自然な素材の優しい味わいに癒されて、お土産にパンを買って帰りました。

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くるみパンやヨモギアンパンなど3種類を購入。天然酵母のパンらしい味の濃いパンですが、焼くともっちりふわふわでとてもいい食感。そのバランスがとてもいい塩梅なのです。

よもぎ餅を作っているお母さんもいらっしゃるかと思ったのですが、また別の場所で作っているそうで、残念ながらお母さんには会えず。でも、あのよもぎ餅を彷彿とさせる美味しいヨモギアンパンも頂いて大満足。

自然で安全な素材を、美味しくリーズナブルに頂けるとてもいいお店だと思います。お昼にはランチもあるようですので、今度はそちらも頂いてみたいものです。

田舎ごはんとカフェ 朴 BOCU

住所 和歌山県田辺市中辺路町近露203

TEL 0739-65-0694

営業時間 11:00-18:00 水、木定休

URL http://bocu.jp/

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道の駅 熊野古道中辺路でキジ丼

 熊野古道中辺路は、和歌山の道の駅の中でも相当好きな道の駅の一つ。

ここのよもぎ餅は本当に旨いのです。

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右の色の濃い方は、ヨモギのおはぎといった感じで、見た目を裏切らないヨモギの味の濃さ。

暑い夏にはヨモギのアイスもいいですね。

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無添加で優しい味わいのヨモギアイス。こりゃ冬でも欲しくなります。ちなみに、上のよもぎ餅と同じ製造元で、その娘さんが経営されているお店があるのだそうな。

ちょいと小腹が空いたので、キジ丼を食べてみようということに。

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親子丼のようですが、鶏卵なので親子では無いですね。いとこ丼とでも言うのでしょうか。肝心のキジですが、とても身がしまって淡白な味わい。噛めば噛むほど味が出るタイプの肉で、親子丼にはぴったりな感じ。

とても美味しいと思いますが、値段はやや高め。普段食べるなら普通の親子丼でいいかなとも思いますが、旅行の際には話のタネになるのでは?

キジ丼も食べてお腹も膨れ気味。やっぱりここはいい道の駅です。

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秋津野ガルテン 農家レストラン「みかん畑」@田辺市

以前から一度行ってみたかった、田辺市の秋津野ガルテンへ。田辺市街から龍神方面へ抜ける、県道29号線から少し入ったところにその施設はありました。所々に案内板が出ているので、注意深く走ると迷うことなく行けるでしょう。

駐車場には県外ナンバーの車も結構見られ、12時半頃にはほぼ満車状態。旧上秋津野小学校の校舎を利用したという建物は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。

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この手洗い場なんてのも懐かしいのですが、網に入った石鹸ではなくてハンドソープなのが今風。

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駐車場すぐ横の建物が、農家レストランみかん畑で、その奥の座敷スペースとの間に受付が。受付の場所はちょっと分かり辛い感じで、迷っている人も結構いたり。

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受付で、大人一人900円を支払い、後はバイキング形式の料理を盛り付けていきます。

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テラスの席が丁度空いたので、そこで頂くことに。テーブルは昔懐かしい小学校の机と椅子。混雑時には席を探すのに一苦労しそうですが、人数制限があるようですので、座れないという事は無さそうです。

料理は、良くも悪くも家庭料理風。プロの料理屋さんのようなカッチリした感じはありませんが、懐かしくも優しい味わいの料理で、その雰囲気も手伝ってか給食を食べているような気持ちになります。

楽しみにしていたミカンジュースは、一人一杯のみなのが残念でしたが、酸味がよく効いてコクもある美味しいミカンジュースでした。あっという間に食べ終わり、次はカレーを。

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カレーはもう残り少なくなっていましたが、ルー少な目が好きな私には丁度いい塩梅。これはまさに給食のカレー、あるいはおかあちゃんのカレーといった感じで、これまた懐かしい味わい。

料理を作るのも給仕するのも、全て地元のお母さん達で、それが料理にもよく出ています。料理は結構早く無くなってしまいますが、後から色々と出てきますので、ゆっくりのんびり食べるのがいいでしょう。普通のバイキングだと、無くなった料理の後は同じ料理が出てくるものですが、ここは結構違うものが出てくるので油断ならないのです。

食べ終わったら、洗い場横の売店でソフトクリームとお土産のミカンジュースを購入。

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ミカンソフトはちょっと香りが不自然な気もしましたが、さっぱりとして口当たりはマイルドでした。

所々素人ぽさを感じる部分もありましたが、900円と比較的安価に地元の食材を用いた家庭料理が頂ける、観光の際にはとても重宝しそうな施設だと感じました。

秋津野ガルテン

URL http://agarten.jp/

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細野渓流キャンプ場

 土日は細野渓流キャンプ場でキャンプ。私は土曜の仕事が遅くまでかかってしまい、日曜だけの参戦。

桃山から県道3号線を高野山方面へ、しばらく走ると県道4号線との分岐が。細野渓流キャンプ場の案内が表示されているので迷うことなく行く事が出来ました。

受付で日帰り料金300円を支払い駐車場へ。2,30台は停められる広い駐車場。隣にはグラウンドもあり、夜にはそこで花火等も出来るようです。とりあえず河原に行くと、朝からの大雨で結構増水しています。

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それでも昼前にはすっかり晴天となっていて、団体さんがバーベキュー大会をしていたり、釣りを楽しむ人もいたりして。前日は魚が群れて泳ぐ姿も見られ、とても透明で綺麗な様子だったそうです。

日帰りキャンプもオートキャンプの区画もありますが、ここの売りはなんといってもバンガローでしょう。泊まりの人達も、バンガローのおかげで朝の大雨も難なく過ごす事が出来たと言っていました。天候への柔軟性があるのがいいところですね。

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大小のバンガローがあり、一家族なら充分な広さの小さい方は一泊4500円。

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この部屋には流し台が付いていますが、無しの部屋なら一泊3500円とお得。共同の流し台がすぐ近くにあるので、無い部屋でも不自由はしないと思われます。特に、天気さえよければ、部屋の流し台を使う機会はぐっと減るようですし。

こちらは大きい方の部屋で、流し台無しの7千円。もう1つの大部屋には流し台が付いていて8000円とのこと。

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参加した皆は口々に、大きな部屋を一つ借りるより、小さな部屋を並びで2つ借りる方が便利そうと。その方がバンガロー横の駐車スペース等も有効に使えそうですしね。駐車スペースはそれほど広くなく、大きなミニバンとかだどお尻が少しはみ出す感じでしたし。

到着した時にはすでに朝食が済んだ後。スペアリブも殆ど骨だけになっていたりして。

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それでも残っているスペアリブをパンに挟んで食べると、これがもう格別の旨さ。

昼には鯛めしも作ったりして、今回もダッチオーブンは大活躍。

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お焦げがしっかりと付いた鯛めしの旨さもこれまた格別で。考えてみれば、その見た目や構造は殆どカマドで炊いているようなものですからね。

行く途中桃山で買った、桃や西瓜も食べてお腹いっぱい。お昼過ぎには川も澄んできて、みな水遊びを楽しんでいました。

和歌山市からだと、片道1時間半程と結構時間は掛かりますが、その価値は充分にあるとても素晴らしいキャンプ場だと思います。特に、バンガローやトイレなどがとても綺麗に手入れされていたのが印象的で、洋式トイレにウォシュレットが付いていたのにはびっくり。

料金も、一家族4人で流し付きバンガローの利用で、トータル7千円弱と割安。施設関係者の方々もとても親切で温かく、なんとも居心地のいいキャンプじょうだと感じました。地元の方々の温かさが、このキャンプ場の心地よい雰囲気を作り上げているのでしょうね。周辺には自然の他には何も無いといった風情ですが、それがまたいいのです。

受付横には、おばあさんが営まれている個人商店があり、そこではある程度の食材なども販売されていましたが、その他に周辺に店は無いので、準備はしっかりと忘れないように。特に氷が足りなくなったので、氷は十二分に用意していくのがお奨め。

細野渓流キャンプ場

URL http://www.kanko-kinokawa.jp/member/0070/

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第30回高野山大宝蔵展

先週の日曜は、中津から龍神を抜けて高野山へ。もちろん途中食べ歩きもするのですが、今回のメインは高野山の霊宝館。第30回高野山大宝蔵展が9月27日まで催されているのです。

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今回の催しで私が注目するのは、写真の矜羯羅童子像を含む八大童子像。そして、同じく国宝の諸尊仏龕です。八大童子像は、今回は6体のみの展示ですが、展示されていない2体は後年の補作ですので、ほぼ完璧な展示と思って差し支えないと思われます。

素晴らしい書や絵画、それに諸尊仏龕の精緻を極めた造詣にも感嘆しましたが、やはりこの日も私の心を捉えて離さなかったのは八大童子像。特に運慶自身の作と言われる、矜羯羅童子像と制多伽童子像の放つ雰囲気は寒気さえかんじるもの。

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写真撮影が許されていないので、これは切手の画像ですが、妙ちくりんな髪型とポテっとしたお腹による愛らしい容姿とは裏腹に、その表情には凛とした風格が備わっているのです。特に、しゃがんでこの像を下から見上げると、その目線はまるで心の奥底まで射抜くように鋭く、手にもつ木の枝がどんな悪をも打ち払う最強の武器に感じられて、思わず身震いしてしまうのです。

個人的に私が凄い仏像と感じる基準は、自分の精神を同調できるかどうかで決めています。仏像と目線を合わし神経を集中していくと、まるで仏像が生きているように感じられ何かを語りかけているような気がしてくるのですが、そういう気持ちにさせてくれる仏像はそれほど多くありません。今風に言えばシンクロするとでもいうのでしょうか、私はいつもこの像を見た後は、心地よく気疲れしたような気分になるのです。

興福寺の阿修羅像や無著(むちゃく)・世親(せしん)像、戒壇院の四天王像等、名だたる仏像と並びこの八大童子像は、私をあっという間に別世界に連れて行ってくれる素晴らしい仏像です。美術的に見ても、西洋の有名な彫刻に勝るとも劣らないものだと思うのです。

八大童子像は基本的に常時展示はされておらず、たまに公開されても2体のみという場合も多く、今回のように6体同時に公開されるのはとても珍しいこと。しかも今回は、諸尊仏龕も公開されているのですから、仏像に少しでも興味のある方ならこの機会を逃す手はないと思います。

これで孔雀明王像も公開されていれば完璧だったのですが、それはちょっと欲張りすぎでしょうか。それにしても、奈良や京都、そして高野山と、仏像大好きな私は関西に生まれて本当に良かったと思うのです。

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香料理庵 紅葉(くれは)@有田川町

 清水に行ったということは、昼ご飯はもちろんこちらのお店で。

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紅葉に付いたのは予約5分前。準備しているのでもう少し待ってね、とのこと。目の前の有田川を眺めているうちに食事の準備も整い、私達は店内に。テーブルにはすでに料理が並んでいますが、その美味しそうなこと。今回はちょっと奮発して、一人3500円の摘み草会席です。

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野草等は全て女将さんが事前に摘んで来て下さったもの。その他の食材はもちろん、調味料に至るまで、ほぼ清水町あるいはその周辺のものなのが嬉しいですね。お蕎麦は石臼で挽くところから作られたものですが、この日はいつにも増して短くて、ちょっと食べ辛かったです。

しかし、ムカゴの入った五穀米ご飯や、野草の旨さは格別で、文句のつけようも無いもの。真ん中の4つの小鉢は、左上が露草のおひたしで、鰹節と醤油のみのシンプルな味付け。左下はくさぎ。臭木と書くそうで、実際葉には臭気があるそうですが、ゴマ油で味付けされたくさぎは味わい深く、嫌な臭みは感じられませんでした。

右上は、地元産の鰻と胡瓜、そして蓼の酢の物です。それぞれの食材の相性が抜群で、とても美味しく頂けました。右下はタンポポの葉。ちょっと甘めに味付けされていて、これがまたタンポポの味をよく引き立てていたのです。

イタドリやコンニャクの旨さはいつもながらのもの。そして有田川支流の鮎の塩焼きの他に、アマゴや野草の天ぷらが。

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あの湯川渓谷から流れ来る清流の中で育った鮎の旨さは格別。今の季節ならではの清清しい苦味を従った味わいで、変な臭みは一切無し。アマゴの天ぷらもしっかりとした味わいで、生命力の強さを感じさせてくれるもの。

アマゴの左は、ヨモギと露草の天ぷら。右はスベリヒユ。うっすらと塩味が付いていて、野草の持ち味がしっかりと活きています。ただ、スベリヒユを食べるのが初めてなら、前回の煮物のような料理の方が、その独特の食感をよく味わえるように思います。

今回の鍋は、味噌仕立ての鮎の鍋。

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鮎が丸ごと一匹入っています。

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このお鍋のもう一つの主役、清水の特産品アワビ茸の食感がなんともいえません。塩焼きより優しい味わいの鮎、その他の食材の旨味を吸った味噌味のスープがまた堪えられない旨さで。この日、名産の山椒の風味は抑え目に感じましたが、食後にはしっかりと舌を痺れさせてくれていました。

摘み草会席はさすがのボリュームで、大大満足。相変わらず和やかな雰囲気の女将さんとの会話も楽しくて面白くて。

女将さんが「ちょっと見てみて」、と仰るので玄関脇の箱の中を見ると、なんとも可愛らしいツバメの赤ちゃんが。巣から落ちてしまったのを、近所の人が見つけて届けてきたのだそうな。

ツバメの赤ちゃんまで任されるなんて、なんとも女将さんらしいじゃないですか。こんな時に限って餌の蜘蛛がいない、なんて嘆いていた女将さんがたまらなく可笑しかったのです。ちなみに、後日弟に聞いたのですが、鳥の雛は人間に触れられると、親鳥がその匂いを感じ取り世話をしなくなってしまうのだそう。つまり落ちている雛を見ても、そのままにしておくしかないのだとか。

話はそれましたが、本当にここはいいですね。私がもし旅行に行って食事をするとしたら、こんな所で食事をしたいなと感じさせられるほど。今回もなんともいい気分で清水を後にしたのでした。

※予約は必須です。一日1組なので、特に土日は早めの予約が必要。

女将さん一人で準備をされているので、予約時間に遅れる場合は連絡を。

香料理庵 紅葉

住所  和歌山県有田郡有田川町清水1270-5

TEL 0737-25-0966

完全予約制 不定休

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和歌山の夏

 梅雨もそろそろ明けそうで、晴れの日なんかはもうすっかり夏の日差し。桃山なんかを通ると桃の直売所が軒を並べていて、夏が来たのを感じさせてくれます。

桃山でももちろん桃を購入しましたが、こちらは泉佐野の青空市場のもの。ふらっと立ち寄った際、あんまり安かったので買ってしまいました。大きなのが6個で1500円と産地並みの安さ。

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重なる時は重なるもので、お中元に送られてきた桃も合わせて、次の日の昼食後は桃をたらふく食べ比べ。

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左が泉佐野漁港でかったもの、右が桃山の直売所。どちらも桃山の桃ですが、泉佐野のものは完熟やや過ぎといった感じで、2,3日中に食べきらないと痛んでしまいそうです。安く売られていたのには訳があったのですが、桃大好きな私達にかかるとあっという間に無くなってしまいました。

桃山の直売所で買ったものはまだ固く、1週間くらい置いた頃が食べごろ。どちらも甘くて桃のいい香りがたっぷり。とても美味しく頂きましたが、贈答用のものはやはり味の奥行きが一段深い感じでした。

日曜は、清水町へ。もちろん金屋の道の駅明恵ふるさと館にも立ち寄りました。いつものように焼き鳥を食べて店内に入ろうとすると、大きなスイカが目に留まりました。一つ1000円と、お手ごろな値段で思わず購入。

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ところが、車から降ろすとき落としてしまいパックリ割れてしまいました。

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昔ながらの、種の沢山入ったスイカですが、これがまた甘くて味わい深くてなんとも美味しいスイカ。元来スイカやメロン、キュウリ等、瓜系のものがあまり好きでは無かったのですが、最近夏になると妙に食べたくなってきたり。本当に歳を取ると味覚も変わっていくもので、そういう事が妙に楽しかったりするのです。

金屋から清水へ入ると、あらぎ島が。駐車場に車を停め歩いていくと、綺麗なアジサイが咲いていて思わずパチリ。

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駐車場からすぐの展望台もいいですが、その先にあるもう一つの展望台の方が眺望はいいように思います。

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緑一色に染まった棚田の眺めは格別。流れる風も街中より涼しげで、忙しい日常を忘れさせてくれます。道の駅あらぎ島や明恵ふるさと館で売られているワサビ寿司は、この棚田の米をつかっているのだとか。

あらぎ島を後にして、この後は清水町内のあの店に。

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明恵ふるさと館の生キャラメル

 ゆるりカフェを出て、そのまま金屋へ。そして明恵ふるさと館へ買い物に。

Photo_2Photo  パン売り場を見ると、美味しそうなシュークリームが並んでいます。ヨモギと普通のがあり思わず買ってしまいました。ノーマルのタイプは結構普通な印象ですが、ヨモギのシュークリームがとても美味しくて。カスタードクリームとヨモギの意外な相性の良さにびっくり。

Photo_3 こちらは以前食べたサンドイッチ。500円でこのボリュームは、相当なお得感。パンはもちろん、こちらで作られたもの。野菜やハムもしっかりと美味しくて、これがなんとも旨いサンドイチッチなのです。パンの種類や具材は、その時により変わるようですが、このボリュームは不変です。

Photo_4 店内でシュークリームを頂いて、お土産を買おうとぶらぶらしていると、生キャラメルの文字が目に飛び込んできました。生キャラメルといえば、有名なあの北海道のものがあり、何度か食べた事がありますが、その口解けの良さにびっくりした記憶があります。

Photo_5 こちらの生キャラメルは、コーヒー味とバニラ味の2種が3個づつ。口の中ですっと溶けていく独特の食感は、生キャラメルならでは。甘さも程よく、素材の味もしっかりと生きていて、私にはこちらの方が好みに合っています。

注意点は、冷蔵庫で保存した場合、出してすぐだとやや食感が固いことと、コーヒーを先に食べた場合、バニラの風味が分かりにくくなることでしょうか。

Photo_7Photo_6  もう一つ、お土産に買った山椒味噌。清水特産の山椒がたっぷり使用されていて、もちろん無添加。この味噌、一口舐めて野菜との相性の良さを確信。胡瓜にかけたら、思わず一本いっちゃいました。山椒がしっかり効いていて、食後に口の中がピリピリするのがまた心地よいのです。

駅前で焼かれている焼き鳥を食べ、すっぴんみかんジュースも買って、今回も大満足。本当にここは良い道の駅です。和歌山にも沢山の道の駅がありますが、ここと中辺路が私の中ではベスト1をいつも競っているのです。

URL http://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/eki/w16_myouehurusatokan/index.html

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湯の峰温泉

 早朝、お風呂に入りに湯の峰温泉へ。

Photo_2Photo  生憎の雨模様ですが、その分幻想的な雰囲気の湯の峰。朝市も、普段は川辺でしているのが、この日は公衆浴場前の軒の下。もちろん玉子とサツマイモを売店で購入し、湯筒に入れてから浴場へ。

Photo_3 この日は、頭を洗いたかったので、石鹸やシャンプーを使用出来る一般浴場へ。こちらは加水されていますが、木の浴槽に浮かぶ湯の花の雰囲気の良さはくすり湯と同じもの。ただ、湯温は45度ほどでしょうか、ちょっと熱過ぎといった感じ。

この後、くすり湯にも入りましたが、そちらは温度も丁度よく、より肌がツルツルになる感じもして、やはりくすり湯がベスト。一般浴場は、石鹸を使えるといってもシャワーも無いし、くすり湯と、例えばわたらせなんかの設備の整った温泉を併用するのがいいのかもしれませんね。

Photo_4 温泉で汗を流したあとは、朝市で草餅やゆべしを購入。こちらの加工品はどれも、きちんと原材料が書かれていて、しかもその殆どが無添加なのがいいですね。草餅は、よもぎの風味が豊かで、餡子の甘さも程々の素朴な味わいでした。茹でた玉子とサツマイモも格別の味わい。

相変わらず、秘湯の風情たっぷりの、とてもいい温泉地です。無料の駐車場があるのも有難いのですが、ふと見ると停めてはいけないところに車があり、しかも和歌山ナンバー。他府県から来られる方も多いのですから、地元の人間としてはもう少し気を配らないと、と最後はちょっと後味の悪いものとなりました。

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