ろっこん@和歌山市
父の友人の退職祝いを兼ねての食事会に、私も何故か参加することに相成りまして。場所は和歌山駅の近く、アプライドの隣にある「ろっこん」。
という訳で、父の同級生が4人と中年の私が一人という、なんとも不思議な宴が始まったのです。
この日頂いたのは8千円のコース。先ずは前菜から。
ホタルイカや自家製のさつま揚げなど。どれも一手間加えられており、なかなかの美味しさ。
お次は豪華な刺身盛り。
どれも新鮮で申し分なし。特に、オコゼと太刀魚の上手さが秀逸でした。
続いて太刀魚の煮物が。
丁度いい塩梅の薄味ですが、梅の酸味がほんのりと効いています。母がよく鯖の味噌煮に梅干を入れていたのを思い出しますが、これって和歌山以外の地域でもあるのでしょうか?それはさておき、梅と太刀魚という和歌山名物が揃い踏みの煮物でした。
刺身のオコゼは骨せんべいにしてもらいました。
塩加減は申し分なしでしたが、揚げ具合がやや甘く、骨に火が通りきっていなかったのが残念。それよりも、刺身を下げる時「オコゼは骨せんべいに」と伝えると、え?という感じだったのがちょっと気がかり。何も言わなければそのまま下げてしまうつもりだったのでしょうか?
ナマコとジュンサイの酢の物。
ナマコのコリコリ感、ジュンサイのヌメッとした感じ、それぞれの食感が楽しめる一品でした。
天ぷらですが、何の天ぷらだったのかは失念。
気を取り直して、続いてはハゲのシャブシャブです。
このシャブシャブがもうなんとも言えない美味しさで。コリコリの食感と全く臭みの無い澄んだ味わい。ハゲの持つ旨さを存分に味わえました。
最後は鯛めしで締め。
鯛の旨味が活かされた、ほんのり淡い味付けのなんとも美味しい鯛めし。ただ、この時点でもう結構お腹一杯で、残った分は折に詰めてもらいました。それに、ハゲのスープがちょっともったいない気もします。これなら、もう少し安いコースで、最後は雑炊で締めがいいのかもしれません。
全体にどれも新鮮な素材で、且つ味付けもそれを活かす丁度いい塩梅。ただ、最後にデザートが無いのは、特に女性にはマイナスかもしれませんね。なんて言いつつ、私達おじさん全員がアイスを注文したのですが...
ちょっと気になる部分もありましたが、総じて和歌山の名産が豊富に使われていて、駅にも近い立地も相まって、県外の人にもお奨めかもしれませんね。グルメログでは応対の悪さが非難されていましたが、少なくとも私が訪れた時間は元気で愛想のいい店員さんばかりで、嫌な感じは全く見受けられませんでした。
童心に帰り、あだ名で呼び合う親父達の思い出話を聞きながら、美味しい料理をたらふく頂いて大満足。なんともいい一日となりました。
ろっこん
住所 和歌山県和歌山市美園町4-87
TEL 073-433-6001
営業時間 11:30-14:00 17:00-23:00 不定休
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コメント
このお店には数年前に行きましたが、メニューや
店の造りがどこかに似ているなぁと思っていました。
オーナーが和歌山市や大阪などで出店している
銀平本店(和歌山市十一番丁)の店長だった人でした。
昔、銀平には何度か行ったので味を覚えていました。
ランチメニューの天婦羅定食は銀平の味を
引き継いでいるようで懐かしかったです。
投稿: 和歌山人 | 2010年2月16日 (火) 22時38分
コメントありがとうございます。
和歌山で和食のお店に行くと、銀平と繋がりのあるお店が結構あるように思います。
こちらもその一つだったのですね。
店の造りやメニューでそれを見抜かれるとは凄いと思います。
銀平には長らく足を運んでいないので、今度行ってみたくなりました。
投稿: 岡電 | 2010年2月17日 (水) 07時27分