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かき惣

 今年のダーツメンバーの忘年会は、牡蠣料理のかき惣で。

昔、市掘り川に浮かんでいた屋形船が懐かしいお店ですが、今はもうその船も無し。でも相変わらずの期間限定営業で、冬に牡蠣料理と言えばかき惣と、和歌山市民の間にはすっかり定着しているようで。

コース料理は先ず土手鍋から。

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鍋の中央にどんと鎮座する白味噌、お皿にたっぷりの牡蠣、もうこれだけでテンションが上がってしまいます。

グツグツと煮立ってきたら、後は牡蠣をひたすら食べるのみ。白味噌の甘味と、牡蠣との相性が抜群で、いくらでも食べられる感じ。

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鍋の途中、牡蠣フライや、

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牡蠣蒸しなんてのも出てきます。

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そして最後は牡蠣がたっぷりの、牡蠣飯で締め。

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ご飯も牡蠣もたっぷりで、残った牡蠣飯は折に詰めてくれます。どれもオーソドックスな牡蠣で、安心して食べられる味。大きな岩牡蠣を1個2個頂くのもいいものですが、こういう牡蠣をたらふく食べて、もうしばらく牡蠣はいらない、なんて贅沢な事を言ってみるのもいいものです。

コースは3400円から3900円とリーズナブルですが、3400円のAコースでも充分満足出来ると思います。大きな座敷があるので、大人数の宴会に使えるのもいいですね。

今年のブログもこれで最後。皆様良いお年を。

かき惣

URL http://www.jtw.zaq.ne.jp/kakiso/index.htm

 

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貴腐ワインとブルーチーズ

 クリスマスの少し前、テンダーでウィスキーを頂いていると何故だか無性にブルーチーズが欲しくなってオーダー。

ところが、どちらともの個性がぶつかりあってしまいどうもよろしくないのです。以前、ブルーチーズにハチミツをかけたものとウィスキーはとても合ったように記憶しているのですが...

そして、マスターにブルーチーズに合うお酒と聞いて供されたのがこちら。

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シャトー・ベシュロー1999。いわゆる貴腐ワインで、甘口ワインの生産地で有名なソーテルヌ産のものだそうな。ネットで調べてみると白ワインのようですが、見た目はロゼのような淡い琥珀色。

ま、付け焼刃のワイン初心者な私のウンチクは置いといて、早速頂いてみると、これがなんとも芳醇で程よい甘さのなんとも美味しいワイン。程よい甘さといっても、普通のワインと比べるとしっかりとした甘さなのですが、心配なのはこれとブルーチーズの組み合わせ。

すると、これがなんとも驚きのコラボレーション!両方の素材のいい所を、お互いが引き立てあっているのです。貴腐ワインの少し甘さがきつい部分を、チーズの風味が程よく消して、そしてその香りと風味を際立たせている感じ。そしてチーズの方も、旨味がはっきりと増しているように感じられました。

いやぁさすがマスター、いい組み合わせを教えてくれました。これだから人生というものは楽しくて、年を取っていくのもあながち悪くないものだと思うのです。それに、今ならこのワインがとてもリーズナブルに頂けるのも嬉しいところ。

本来なら、このワインは一杯で3500円ほどするらしいのですが、裏ラベルに汚れがあるだけで安く仕入れられたそうで、今なら千円代で頂けるのです。本当なら黙っておいて自分だけで飲んでしまいたかったのですが、こんな美味しくてお得なものを自分だけ、というのも忍びないと思ったり。

いずれにしても残り僅からしいので、興味のある方はお早めに。

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hotel de yoshino オテル・ド・ヨシノ@和歌山市

 今年のクリスマスは、ちょっと豪華にフレンチでも。と、訪れたのがビッグ愛12階のオテル・ド・ヨシノ。以前はカフェステラマリスだったフロアの一角がレストランとなっています。

ライトアップされた和歌山城を遠目に見ながら、案内されて席に着きました。4人テーブルは窓際ですが、残念ながら2人用のテーブルは少し奥まった所に並んでいます。

軽くこの日のコースの説明を受けた後、シャンパンが注がれアミューズがやってきました。

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シューの中にはフォアグラのムースが入っています。淡くとろけるような口当たり。それでいてフォアグラの風味はきちんと効いていて、のっけからシャンパンが進んでしまいます。

前菜は、甲殻類のジュレとウニ。

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ウニにはウニのソースがかかっていますが、泡立て卵白の様な口当たりでこれがなんとも美味しいのです。蟹の風味もそれを引き立てているジュレの旨さも、淡い味付けながらしっかりと味わい深いもの。

スープは、フランス産の栗、シャテーニュ栗のカプチーノ仕立て。

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先ほどのソースと同じように、口当たり軽く泡立ったスープの上には贅沢にトリュフがたっぷり。この香りが強烈で、水臭い独特の香りがなんとも苦手なのですが、これがスープと合わさるとなんともいえない濃厚なコクとなって旨さを際立たせるのですから不思議なものです。これはやはり、軽い口当たりながらも栗の風味がしっかりと活かされた、スープの旨さが相当なものだからこそでしょうね。

魚料理一品目は、マグロと茄子のミルフィーユ仕立て。

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一見、マグロの肉をそのまま厚切りしたようにも見えますが、薄切りの茄子とマグロの漬けをミルフィーユよろしく重ね合わせたもの。これにはバルサミコ酢のソースが。そして皿の周りにあるマグロの角切りの間には、タプナードというオリーブとアンチョビのソースが。

ミルフィーユの上にはクリームとキャピアが添えられ、この料理に花を添えています。しかしやはり主役はマグロで、新鮮で旨味溢れる味わい深いマグロの赤身の美味しさがしっかりとしているからこその料理。

パンは2種。

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このパンがまた旨くて、思わず何回もおかわりしてしまいました。外はカリっと固いフランスパンのようですが、中身がもっちりしっとりでまるでお餅のような食感。加えて小麦粉の風味が濃厚で、なんともいえない美味しさなのです。丸い方がより濃厚な味わいに感じましたが、どちらもさすがと思わせてくれるパンでした。

続いては、オマール海老のロティ。

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海老の上にはまたまた泡状のビスクソース(海老から取られたソース)が。上方の緑色はブロッコリーのピューレ、下の赤色はトマトのピューレなのだとか。オマール海老はもう当然の如くな旨さですが、やはりここでもソースの旨さが炸裂。この泡立った口当たり軽やかなソースがこちらの特徴なのですね。このソースの為だけにでも此処に来る価値がある、と思わせてくれるもの。

そして、周りを彩る色鮮やかな野菜たちがまた美味しくて、それぞれにしっかりと下味が付けられていて、それぞれの野菜の旨さをきっちりと引き出しているあたりが凄いところ。本当に美味しいと思う一皿は、最後のソースの一滴まで残したくないと思うものですが、これもまさしくそういう一皿でした。

肉料理は、蝦夷鹿のロティ ロッシーニ風。

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赤身の鮮烈な鹿肉のうえには、贅沢にたっぷりと添えられたトリュフとフォアグラが。このトリュフとフォアグラがロッシーニ風の条件なのだとか。今日は、トリュフ、フォアグラ、キャピアの3大珍味が揃い踏みで、なんともクリスマスに相応しい贅沢なもの。

フォアグラとトリュフの濃厚な組み合わせが特徴的ですが、それに負けない鹿肉のしっかりとした風味が凄いの一言。赤身肉の純粋な旨さがぎゅっと濃縮されたような味わいで、その存在を主張しながらも、ソースやフォアグラ、トリュフときっちりと調和しているところがなんともいえない一皿でした。

肉料理は2品から選択するのですが、こちらはもう一品の熊野牛のグリエ。

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熊野牛ならではの、柔らかく脂が乗っていながらも赤身の旨さがしっかりとしている牛肉本来の旨さが堪能出来る逸品。熊野牛は、まだまだブランド牛としては個体差が大きいように思いますが、これは間違いなく最上の部類だと感じました。料理としては蝦夷鹿の方が好みでしたが、観光で来られた方などには地元和歌山の牛肉を堪能して頂くのもいいでしょうね。

料理が終わり後はデザートですが、ここでチーズを奨められました。

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これは別料金となりますが、私はウォッシュタイプのチーズとブルーチーズを頂きました。どちらも風味の強いチーズですが、これにデザートワインが抜群に合うのです。丁度この少し前に行ったテンダーで、ブルーチーズと貴腐ワインの組み合わせに感動していたところなので、今回も迷わずその組み合わせを選択。

正確には、この日頂いたのはピノーデュシャラントという葡萄果汁にコニャックを加え醗酵させたお酒なのだそうですが、それでもチーズとの相性は抜群。それだけでは甘ったるく感じるデザートワインが、風味の強いチーズと喧嘩することなくむしろ引き立てあっているのが凄いところ。

チーズを頂いたら後はデザート。

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いかにもクリスマスに相応しい小さなブッシュドノエルに、キャラメル風味のアイスが添えられています。甘さ加減も丁度よく、しっとりとした口当たりのケーキには、ほんのり酸味も効いていてなんとも言えない美味しさ。この贅沢なコースを締めくくるに相応しい一皿でした。

最後は紅茶と、お茶菓子を頂いて。

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お茶菓子といっても、マカロンやカヌレまであるしっかりと食べ応えのあるもの。もちろんそれらもきちんと丁寧に作られたもので、味わいに一切の不満の無いもの。これで本当にコースはお終いなのですが、私でも大満足のとても食べ応えのあるコースでした。

もちろん味わいも、最初から最後まで非の打ち所の無い一品揃いで大満足。そしてそれを供する方達の応対も、とてもスマートかつ温かいもので、それがまた料理を一層美味しくさせてくれました。グラスワインも一杯1000円~とリーズナブルで、それでいてしっかりと美味しいワインがセレクトされているのもいいところ。

この日のコースは15750円。これにサービス料と税金、そしてワインやチーズも加わり二人で4万円弱。年に一度か二度の贅沢ですが、少なくともこの料金以上の満足感を得られたのは間違いのないところ。

私にはやはりビストロのような気軽に頂けるフレンチが合っていますが、たまにはこういう適度な緊張感を従った本格的なフランス料理を頂くのもいいものです。来年のクリスマスもまたここに来れるといいな、と思いつつお店を後にしました。

オテルドヨシノ

住所 和歌山市手平2-1-2 和歌山ビック愛12Fホテルランドマーク和歌山

TEL 073-422-0001

営業時間 11:30-14:00 17:30-21:00 月曜、第2火曜定休

URL http://www.hoteldeyoshino.com/index.html 

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アバター

 話題のアバターを観に行って来ました。300円の追加料金は要りますが、もちろん3Dで。

入り口で3D用のサングラスを受け取り館内へ。予告の3D映像で早くも館内はヒートアップ。でも私にはサングラスが小さすぎshock大きい顔の人用も用意してください、本当に...

それでも映画が始まると、後はもう圧倒的なスケールの映像にひたすらのめり込むばかり。ストーリーはよくある、一人の戦士が異国の女性に恋をして、を宇宙規模にしただけの話といえばそれだけなのですが、それに色々な要素を加味して3時間近くを飽きさせないのはさすがはジェームスキャメロン。最後の方ではちょっと腑に落ちない点もありましたが、それでもこれほど映画で興奮したのは本当に久しぶり。これこそ映画館で観なければならない映画といった感じでしょうか。

そして、なんといってもこの映画を惹き立てているのがデジタル3D技術。昔の3Dと違い、映像に劣化やわざとらしさが無く、自然と物語に立体感や奥行きを与えているのが凄いところ。以前パナソニックの内覧会で北京オリンピックの3D映像を観ましたが、それはもうその場にいるような臨場感で。

本当に久しぶりの、映画に興奮し過ぎての心地よい疲れを感じつつ映画館を後にしましたが、この映画を観るとなんだかとても人恋しくもなったりして。全体に流れるテーマが自然への敬意や恐れ、分け隔てのない愛情、等々心温まるものだったのがその要因でしょうか。

とはいえ、ああいう人達が本当にいたら、今でもアメリカはインデアンのものであり続けただろうなぁ、なんて悪態もちょっとついてみたくはなりましたが...私がむしろ思い起こしたのは、戦後インドネシアに残り独立に正に命がけで尽力した日本兵の方たちで、今もかの地の国立英雄墓地で眠る1000人の方たちの姿が思い起こされたりもしました。

映画の中では、日本のアニメを思い起こさせるシーンも多々あり、3D映像技術はパナソニックが深く係っているなど、日本の影響も色濃く感じたこの映画。この間違いなく映画界のターニングポイントになるであろう凄い映画に、これだけ日本が影響を及ぼしているのはとても嬉しい事で、日本人である事がとても誇らしく思えたりもした一日でした。

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丸花 MARUHANAその2

 初めて訪れてから丁度1ヶ月ほどでしょうか。あれから何度か訪れましたが、じわじわと人気も出てきたようで、認知度もアップしてきた模様。

醤油豚骨の細麺で、メニューは全てコンプリート。

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12月半ばから、ゆで卵が50円で登場。和歌山では珍しい半熟で、玉子にもこだわりがあるようです。

最初感動したスープですが、この日のスープはやや臭みがあり、細麺とも相まって和歌山ラーメンの雰囲気に近い感じ。何度か頂いて、スープの臭みには差があるようですが、もしかしたら醤油と塩でスープが違うのかも? それとも、単純にコンディションの差でしょうか?

ま、スープの臭みはさておいて、問題なのは途中で飲み飽きてしまうことでしょうか。途中で胡椒を振り掛けると味わいに変化が出来て最後まで飲み干せるのですが、そのままだとどうしても飽きてしまうのです。口よりも胃がギブアップする感じ、とも言えます。本当に美味しいスープなら、何も足さなくても最後まで美味しく飲み干せますから、ここらへんは今後に期待といったところでしょうか。

ここから独自のラーメンを磨いていくのか、それともいわゆる和歌山ラーメンの中へ収まっていくのか、いずれにしてもこれから目が離せないお店なのは間違いないと思います。

丸花 MARUHANA

住所 和歌山市出島273-2

TEL 073-474-7041

営業時間 11:00-14:00 17:00-23:00

火曜日定休 

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パティスリー アグレアーブル

 先日、お得意様のお宅を訪問すると、すぐ近くに見慣れないケーキ屋さんが。それもそのはず、2009年3月にオープンとの事で、まだ1年も経っていないのだとか。

それが、三番丁にあるパティスリー アグレアーブル。

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ショーケースには美味しそうなケーキが並び、お値段は300円台が中心でしょうか。和歌山では結構高価な部類に入ると思われます。

やはり最初のケーキ屋さんでは、基本となるショートケーキとシュークリームは外せない私。それにロールケーキも加えて購入。

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ショートケーキは360円。

ロールケーキは一つ220円でした。

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イチゴは酸味と甘さのバランスが良く、とても美味しいもの。きちんとヘタが取られ、可愛くカットされている所にも好感が持てます。どちらのケーキもスポンジはしっとりとして口当たりが良く、これまた私の好みにぴたり。ところが、どちらも生クリームがちょっと重たいのが残念。それに少し脂っぽくも感じました。

とはいえ、これは軽やかな生クリームが好きな私の評価ですから、しっかりと濃厚な生クリームが好きな方にはピタリと合うかもしれませんね。

シュークリームは1個180円。

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こちらもクリームはねっとりと濃厚な口当たり。バニラの香りはあまり感じられませんが、何かの花のような香りが感じられます。しかし、皮はちょっとパサパサとした食感で、これがもっとしっとりとしたものなら尚よかったのですが。

という訳で、全体に私の好みからはちょっと外れていましたが、お値段に見合った価値は充分にあるように思えました。女性お二人で運営されているようでしたが、とても優しい雰囲気で丁寧な接客も好印象でした。まだまだ新しいお店ですので、これからがとても楽しみだと感じた次第です。

パティスリー アグレアーブル

住所 和歌山市三番丁61番地ローズ三番丁1F

TEL 073-424-5511

営業時間 10:00-19:00 水曜、第3火曜定休

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青島旅行記その3

 朝食を済ませたら、青島観光へ。お父さんは仕事の為、知人とお母さん、そして私の3人で出かけることに。

VW製のタクシー(青島では殆どのタクシーがVW製でした)で市内まで出たら、そこからバスに乗り換え。ここで中国人らしさが爆発。バスに乗車時、並ぶなんて事は決して無く、ドアが開くと一斉に乗り込む多数の人達。知人の「早く!」という叫びに促され、人並みに揉まれながら車内へ。

知人家族は人ごみを掻き分け2階に駆け上がり、一番前の席に陣取りこちらに「早く早く」と。日本人なら恥ずかしくて赤面してしまうところですが、中国にいるとなんだかそれが普通に感じてくるから不思議。2日目にして、早い者勝ち、言ったもの勝ち、なんだなぁ、という事がなんとなく分かってきました。

以前、NHKの「日本人はるかな旅」という番組で、西日本には中国朝鮮系の血が色濃く残っているという事を知ったのですが、確かに大阪のおばちゃんのルーツはここにあったのだと確信してしまいました。

バスは市内中心部に入り、早めの昼食を摂る事に。向かったのは小籠包の専門店。小籠包の他におかずも数種類。お母さんがオーダーをしていますが、もちろん何を言っているかは分からず。

出てきた小籠包を見てびっくり。大きな蒸篭に、コンビニの肉まんくらいの大きさの小籠包が10個ほど。しかも値段を計算してさらにびっくり。セイロ一つで300円足らず。あの事件の前だったので只々驚くだけでしたが、今なら逆に色んなことを疑ってしまう安さ。

それにしても、そのセイロが3つ並び、おかずの皿も3皿ほど並んだ様は圧巻。で、案の定家族はそこそこ食べただけで、残りは私の元へ。私の体型が悪いのでしょうか、それでもいくらなんでもそんなに食べられませんって。必死でお腹に詰め込みましたが、数個の小籠包を残しギブアップ。あっさりとした味付けで、日本人の私にもぴったりの美味しい料理でしたが、後半はもう味なんて分かりませんでした。

はっきりと断ると許してはくれるのですが、明らかに不機嫌な顔をされるのがなんともやり切れなくて...お腹の調子は相変わらずイマイチだし、早くも暗雲立ち込める中国旅行となりつつあるような...

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エルドールのモンブランロール

 久しぶりにエルドールに行くと、新しいロールケーキが2種ほど並んでいました。

そのうちの一つが、真ん中にマロングラッセが入ったモンブラン風味のロールケーキ。

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相変わらずキメ細やかでふんわりしっとりとしたスポンジ、軽やかだけどしっかりとマロンの風味が効いたクリーム、そして甘さ加減が絶妙なマロングラッセ。なんとも美味しいロールケーキで、私は一遍にこのロールケーキの虜になってしまいました。良質な素材を手間隙かけて丁寧に作られている、それがとてもよく分かるロールケーキなのです。

関西にロールケーキの名店は数多くあるけれど、やはりここのロールケーキはそれらに勝るとも劣らない逸品だと改めて感じさせられた次第。大好きなチョコのタルトは定番メニューから外れてしまったけれど、2日前程に予約すれば作ってくれるのだそうで。

この日買った焼き菓子やスィートポテトも相変わらずの美味しさで、やはりここは和歌山の隠れた名店だと思いました。

エルドール

住所 和歌山市土入121-12  

TEL 073-455-7281 

営業時間 10:30-18:00 日、月定休

URL http://www.jtw.zaq.ne.jp/aile-dor/index.html

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鳥九で忘年会

 先日、友人達との忘年会、今年は鳥九さんで鳥の水炊きを頂きました。

飲み放題90分付きで、4300円のコース。

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白濁したスープに、4人前の具材がずらり。スープは見た目よりずっとあっさりとした感じで、これが滲みた野菜の旨さがもうたまりません。そして、骨付きと骨無し両方楽しめる鶏肉は、さすがは焼き鳥屋さんの、と思わせてくれるもの。

飲み放題のビールが、プレミアモルツというのも嬉しいところ。途中、ネギマやツクネなど5種の串が出てきて、ササミのサラダの登場。

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さっぱりとしたサラダで胃をリセットしたら、お次はセセリの天ぷら。

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ここらへんで、結構お腹もいっぱい。でも、締めの雑炊はもちろん頂く事に。素材の旨味をたっぷり吸った白濁スープの雑炊は、それはもうなんともいえない美味しさ。

もう身も心も大満足で、最後はデザートのアイスをパクリ。

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チェーン店の宴会プランに比べると、千円ほど高いのかもしれませんが、きっちりといい素材を使った料理が頂ける上に、ビールもプレミアモルツなのですから、私はむしろリーズナブルだと感じました。量的にも、私がもう何も食べられない、となるくらいですからこれはもうたっぷり充分でしょう。

この後はいつものカラオケで、宴はまだまだ続くのでした。

鳥九

住所 和歌山市板屋町21 セラシティ1階

TEL 073-427-1215

営業時間 17:00-24:00 月曜定休

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ほっと一息

 先日、ある小さな記事が目に入ってきました。

トルコから寄贈された、トルコ建国の父、ムスタファ初代大統領の銅像が、新潟から串本に移設されたのだとか。

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何故に新潟から、かと言うと、寄贈先のテーマパークが倒産し、倒れたまま放置されていたのだとか。親日的で知られ、以前はイランに取り残された法人を救出してくれた、そんなトルコとの親交がこれでは台無しになってしまうところ。

それが串本に移設されたというニュースは、和歌山に住む人間としてはとても誇らしい事で、こういう事にならいくらでも税金を投入しても構わないのに、とも思うのです。それにしても、新潟に行くといつも思うのは、高速や新幹線が集中し、公共事業の特化地域のようにも感じるというところですが、せっかくの友好の証がほったらかしって、もうちょっとどうにかならなかったのでしょうか...?

ま、それはさておき、トルコが親日的になってくれたきっかけ、ともいうべきエルトゥールル号の事件がこれを機会にもっと知られるようになれば、とも思うのです。

秀逸なフラッシュがあるので、こちらからどうぞ。

http://specific-asian-flash.web.infoseek.co.jp/turkey.swf

フラッシュでは無いですが、より詳しい状況はこちらから。

http://www.locopoint.net/love_peace/ertugrul.html

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プリュムで猪料理

 プリュムが丁度2周年を向かえ、なんと常連のT氏から猪丸ごと一頭が送られたそうな。そういえば、最近和歌山市内でも猪の大捕り物が話題になっていましたね。

という訳で、ちょっと前に真夜中に無性にワインが飲みたくなって訪れた時に頂いたのが、この猪肉が入ったポトフ。

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コロコロと猪のお肉が入っているのですが、これがまたなんとも優しくも美味でして。たっぷりと蓄えられた脂身は、臭みなど全く無くゼラチンのようにフルフルとした食感で脂っぽさも綺麗さっぱりと無くなっています。

しっかりとした味わいの猪の肉に負けない、しっかりと旨味を引き出されている野菜達がまたいい仕事をしていて。特に、黒い皮の黒大根は初めて食べる食材で、普通の大根よりしっかりとした食感で味わいも濃厚。この冬のプリュムの定番食材となっているようです。

猪の他、鹿やウズラなどのジビエも充実していて、ほんとに目が離せない、いいお店です。 シェフは「ほとんど食材のおかげです」と言いますが、こういう素朴な料理がきちんと美味しいあたり、私は非凡なものを感じずにはいられないのです。

ワインビストロ・プリュム

住所 和歌山県和歌山市吉田865   

TEL 073-424-9700

営業時間 18:00-翌2:00 日曜定休

ブログURL http://plume.ikora.tv

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青島旅行記その2

 たっぷりと中国流のもてなしを頂いた翌朝、けたたましいクラクションの音で目が覚めました。すでに中国と言えば自転車は、少なくとも海側の都市部では過去の話のようで、新旧国籍を問わず様々な車が走っているのですが、運転マナーはなんともいえないもので、とにかくクラクションをよく鳴らすのです。

ちょっと腹具合がよくないなぁ、と思っていたら朝ご飯に頂いたのが温かい豆乳。これがなんとも優しい味わいで、疲れた胃に染み渡る感じ。さすが医食同源の国、よく考えているなぁ、なんて思っていたら出てきたのが油条。

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ウィキの画像ですが、こんな感じ。これの30cm位はある巨大なものが、5本ほどどどんと。私はそれを見ただけで胸が悪くなったのですが、なんとか豆乳を飲みながら1本を完食。しかし、あちらの家族が2本を食べて残った2本も私に食べろと...「殺す気か」と内心思いながらも、1本をなんとか食べましたが、もう1本は本当にごめんなさいと断りました。どうやら中国では、日本流の断り方ではダメで、きっぱりはっきり、日本人の感覚からすればかなり強く自己主張しなければならないようです。

これで一安心と思ったら大間違いで、この後中国菓子、フルーツとまだまだ朝食は続くのです。お菓子は、結構甘さが効いていて、かなり油っぽさもあるものが多く、これまた疲れた胃を直撃。フルーツでさっぱりと思ったら、私のお腹より大きな西瓜(冬瓜のように楕円形でした)が出てきて、それを全部切り分けるのです。まさか、と思ったらやっぱりその大半を私の前に並べだすお母さん。いや確かによく食べそうな体系はしてますが、私はフードファイターじゃないですし、なんて思いつつも朝から限界まで食事を摂る事になったのです。

そして、最後の最後に出てきたのは、西瓜や南京、ひまわりの種。一瞬とまどいますが、考えてみればカシュナッツやピーナッツなんてのもみんな種、な訳ですし食べてみるとこれが案外いけるのです。思いの他あっさりとした味わいで、ピスタチオをあっさりとさせたような味わい。

ただ、難点は皮の剥きにくさで、中身の白い部分を出すのにかなり手間がかかります。ところが中国の人たちは、カリカリッとわずか2噛みほどで次々と剥いては食べていくのです。私が1個食べる間に10個は食べるペースで、思わずあんたらリスかい!と突っ込みたくなるくらいの鮮やかさ。

お腹の具合に不安は残しつつも、この後は青島市内の観光へと向かうのでした。

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青島(チンタオ)旅行記

 私が青島に行ったのはもう4年くらい前の事でしょうか。まだブログを始める前で、写真もあまり撮っておらず、あえてブログに載せることも無いか、と思っていたのですがリクエストを頂いた事もあり、その時の模様を書き連ねてみようかと思います。

何故に広大な中国の中から青島へ、という事になったかというと、その時知り合った中国の方の故郷が青島だったから。その方の家に泊めて頂く事になったのです。

関西空港からは直行便で2時間ほど。それこそ、日本国内とそれ程変わらない時間で到着。空港ロビーにはご両親が迎えに来てくださっていて、そこから高速道路をタクシーで市街地まで。清潔で近代的な空港から高速道路まで、タクシーがちょっと古いフォルクスワーゲンという以外は日本と変わらない様子。

しかし、泊めて頂くマンションに到着してびっくり。10階程のマンションの7階なのですが、なんとエレベーターが無いのです。後日、高所から見渡しても殆どの高層住宅にエレベータが付いていない様子。日本では5階以上の建物は必須になるはずですが、中国にはそういう法律は無いようです。

照明の無い真っ暗な階段を登って7階に。部屋に入ると、テレビもエアコンもあり、日本の公団住宅を思い起こすような雰囲気。私は娘さんの部屋を借りる事になるのですが、まるでアイドルのようにポートレートが並んでいるのにちょっとびっくり。

そして夜の宴が始まるのですが、もう料理が後から後から出てきて、さすがの私もギブアップぎみ。でも、どれも美味しい中国の家庭料理で、ご飯ではなく大きな蒸しパンというのも面白いところ。

特徴的なのは、香菜がどの料理にもたっぷり使われているところで、日本の葱のような使われ方をしているのです。白湯のスープには特に山盛りで、スープの白が見えずに一面緑色といった感じ。私は香菜が大好きなのでとても嬉しかったですが、苦手な人がこれを見たら卒倒するでしょうね。

羊のシシカバブのような串焼きに、ヒラメのような魚の蒸し物、スープに蒸しパン、次々で出てくる料理で机の上は溢れんばかり。あっさりと日本人にも合う味付けですが、さすがにもうお腹一杯で、もう食べられないと伝えますが、なかなか許してもらえません。奨められるままに食べて続けると、もうなんだか気持ち悪くなり、本当に無理と伝えてやっと許してもらえました。

そしてお風呂、となるのですが、浴槽とか風呂場というのは無くて、トイレ兼シャワールームといったところでしょうか。トイレの便器の頭上に蛇口があり、そこからお湯を浴びるといった感じなのです。こりゃなかなか出来ない体験だと、この時はまだ楽しむ余裕があったのですが...

お湯を浴び、歯を磨いているとなんだか口の中で血の味が。口の中を切ったのかとも思いましたが、どうやら水にとても鉄分が含まれているようです。蛇口の水は絶対に飲むな、と言われたのはこういうことなのね、と納得。

ちょっとお腹は変な具合ですが、青島の初日は静かに更けていくのでした。

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あるバーにて

 先日テンダーに行く前、まだ時間が早かったので以前行ったことのあるバーへ。友人に連れられて行ったそのバーは、ウィスキーの品揃えこそそれほど多くは無かったですが、なかなか拘りのある品揃えで、落ち着いた雰囲気ながらも楽しい一時を過ごさせてもらったのです。

あれからもう1ヶ月程たつのでしょうか、今回は一人で入店しましたが私のことは全く覚えてられない様子。結構特徴的な見た目なんだけどなぁと、ちょっと拍子抜けしてしまいましたが、まぁ私だってお客様の顔を忘れる事はありますし、それは致し方の無い事だと思い席に着くことに。

そしてウィスキーをストレートで頂いたのですが、そこで私はひどく落胆してしまいました。私が今まで好ましく思ったバーでは、ウィスキーをストレートで頂くと何らかの反応が返ってきたものなのですが、ここでは全く無反応だったのです。

それが何故落胆に繋がるのかとなると、これはもう全く私の感じ方一つになってしまうのですが、例えば東京のANAホテルのマンハッタンラウンジ。あのバーがなんとも好ましく思えたのは、煌めく夜景やお洒落な店の雰囲気、なんてのももちろんあったのですが、男前のバーテンダーさんのその応対が一番の理由なのです。

私がウィスキーを頂くと、「お酒が好きなんですね」と一言二言なんともいい笑顔でしゃべりかけてくれたのが嬉しくて。それはいつも行くテンダーでも、まだ2度ほどしか行った事がないRogeでも感じた事なのですが、こちらがお酒に興味があり愛着を持っていると分かったら、それを我が事の様に嬉しく思ってくれているように感じさせてくれる。それがとても嬉しくて、そのバーが大好きになってしまうのです。

でも、逆に考えてみれば、そっと静かに飲ませてくれるのも店の気遣いなのかなぁ、なんて思っていると常連さんがお二人入店。すると、店の方は楽しそうに談笑を始めたりして、なんだか以前楽しい思いをしたのも常連の友人と一緒だったからかな、と感じてしまう事に。

一人寂しくお酒を飲み干し、声を掛けられる事もなかったので店を後にすることに。帰り際の「また来てくださいね」が余計に空しくて、もう友人に呼ばれでもしない限りここには来ないだろうなぁ、なんて思いつついつもの店に飲みなおしに行ったのです。

とまぁ、これは全く私の主観の話で、人によっては感じ方は全然違うのでしょうが、やはり私は、お酒にもお酒を愛する人にも、どちらにも愛情を感じているように思わせてくれる、そんなバーテンダーさんのいるバーが好きなのです。

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テンダーにて

 昨日の夜、21時頃にテンダーへ。まだ開店しばらくだろうけど、もう数人のお客さんが。

いつものようにウィスキーをオーダーし、待っているとマスターが「あちらの方、居酒屋紀行の太田さんと、雑賀の社長さんですよ」と教えてくれました。太田和彦さんといえば、CSの旅チャンネルでよく拝見し、長久酒場との出会いから居酒屋紀行を始めた、という和歌山県民にとってはとても嬉しい経歴を持たれる方。

印象的だったのは、写真を撮る時にはきちんとマスターに断りを入れ、撮り終わった後にもきちんと挨拶をされていた事。有名な方なのに、物腰が柔らかいその姿にとてお好感を持ってしまいました。もちろん柔和なだけでなく、お酒への情熱も相当なもののようで、雑賀の社長さんとの会話を聞いているだけで、その想いはヒシヒシと伝わってきました。

という訳で、帰り際に一緒に写真を撮って頂きました。

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真ん中の方が太田氏、左のスーツの方が雑賀の社長さん、右の太いのが私です。

雑賀の社長さん、スラッとダンディな方でしたが、笑顔が素敵で、お酒への情熱に溢れたとてもいい方で、好きな雑賀のお酒がより好きになってしまいました。

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ミリメシ丸かじり

 東京旅行の際、靖国神社の遊就館で自分用のお土産に買っていたミリメシ丸かじり。

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非常用にと思っていましたが、好奇心には勝てず食べてみることに。

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付属の支え台を組み立って、袋の中にレトルトパック2つと、加熱剤、そして水を1カップほど入れて付属のクリップで封をします。しばらくすると水がグツグツと。その沸騰具合は凄まじいもので、以前食べたMREを遥かに超える勢い。

ですから、自然と料理も熱々に。リゾットとチキンを盛り付けるとこんな感じ。

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見た目にはアレですが、これがなかなかの美味しさ。しっかり熱々なのも美味しさを引き立てています。特にリゾットは、トマトの酸味がしっかり活きていて、市販品としてスーパーの棚に並んでいても遜色ないくらい。しかも保存期間は市販品の倍の2年ほど。

以前食べたMREよりも、やはり日本人の口にはよく合っているようですが、元々自衛隊の戦闘糧食は評価が高いようです。これに甘いものや飲み物の粉末も含めた、非常食セットのようなものがあると理想的ではないでしょうか?

後は、こういうものがもっと気軽に買えると、常備する非常食としてとても効果的だと思うのですが...

ミリメシ丸かじり

楽天URL http://item.rakuten.co.jp/albaplaza/milimesi_marukajiri/

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春鹿の奈良漬

 奈良フードフェスタにて、お土産を探していると、なにやら見覚えのある銘柄が。春鹿の奈良漬がそれで、以前テンダーのマスターに頂いて感銘を受けた日本酒蔵元の奈良漬に、思わず手が伸びてしまいました。

オーガニックなブースで販売されていただけあって、自然な素材のみの無添加。早速家に持ち帰り頂きました。

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趣のある袋の中には太くて大きな奈良漬がドンと鎮座。ちょっと厚く切りすぎてしまいましたが、見た目にピンと張りのある感じで、それは切っている時にも分かる程。

一口食べると、先ずその食感がコリっと固めで見た目の印象通りの歯応え。そして酒粕の風味がどっと押し寄せる辛口の風味。あの春鹿のお酒の印象そのままに、辛口でクリアで、しかも奥深いコクのある味わい。はっきりとした甘さは無いですが、噛み締めるほどにじんわりと旨味や甘味が来る感じがまたいいのです。

アルコールは相当残っている風で、それはパッケージの裏面にも記載されていました。以前、飲酒で捕まった人が奈良漬を理由にして却下されていましたが、この奈良漬ならアルコールが検出されるかもしれませんね。運転前に多く食べるのは止めておいた方がいいかも。

話は逸れましたが、お酒と同様、奈良漬も大好きになってしまいました。柔らかい、甘味のある奈良漬が好きな人にはあまり合わないかもしれませんが、一度は食べてみて損のない、硬派な奈良漬だと思います。

春鹿

通販URL http://www.harushika.com/cargo/cargo.cgi?Category=other 

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よし川@奈良市

 奈良散策も終わり、戒壇堂を出て後は駐車場へと向かうだけ。戒壇堂から県庁駐車場までの道のりは、古民家も多くとても風情のある道で、昔から大好きな通りなのです。

趣のある土塀なんかを見ながら歩いていると、ふと狸の置き物が目に留まりました。

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どうやら蕎麦屋さんのようですが、とても控えめでいい雰囲気。新そばの文字にも惹かれて、もう結構食べていたけど蕎麦は健康食だしまぁいいか、なんて心の中で言い訳もしつつ入店。

店内もとても落ち着いたいい雰囲気ですが、すでに満席。待つ事しばし、座敷に座りメニューを見ると、蕎麦が数種類あるのみのシンプルなメニュー。これは旨い蕎麦が食べられるぞ、と期待しつつ蕎麦が出てくるまでおよそ30分あまり。後で知った事ですが、ここは注文が通ってからそば粉を挽く、挽きたて打ち立てが信条のお店なのだとか。

そして運ばれてきた、おろし蕎麦。

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大根おろしは辛味こそあまりありませんが、なかなか味わい深いもの。そして蕎麦は、なめらかななんとも喉越しがいいお蕎麦。新そばというだけあり、香りの良さも申し分なし。とても繊細かつ上品な味わいの蕎麦で、これならもり蕎麦にしたら良かったかな。ツユも甘すぎず辛すぎず、丁度いい塩梅。

難点は、器の形状がツユを飲むのにあまり適していないように感じた事くらいでしょうか。蕎麦湯が出てくる前に席を立ってしまいましたが、これでは蕎麦湯が来てたとしても飲み辛かったかも。

こちらは友人が頂いた、かけ蕎麦。

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温かい蕎麦は、冷たい蕎麦に比べるとやや柔らかくもっちりとした食感。滑らかな喉越しは変わらず、これまたとても美味しいお蕎麦です。ツユは出汁の効きもとても上品で、なんとも優しく落ち着いた味わい。葱と天かすがきちんと別皿に分けられている辺りも、配慮が行き届いています。ピシっとエッジの効いた冷たい蕎麦と、優しい味わいの温かい蕎麦、今度来たらどちらにしようか迷ってしまいそうですね。

なんとも美味しいお蕎麦を頂き、丁寧な接客も相まって、とてもいい気分でお店を後にしました。奈良に立ち寄った際には是非食べに来たいお店ですが、帰って検索すると、食べログやヤフーグルメの評価は結構低め。私は全然気になりませんでしたが、待ち時間が長過ぎと感じる方も多いようです。

ま、それも観光地にあるが故でしょうが、店構えを見たらどういうお店か分かるようにも思ったりもするのですけどね。もちろん味には好みの差がありますが、子供向けにおにぎりが無いとか、待たせると店の前に書いておけ、なんてのは明らかに違うと思うのですが...なんだか最近のギスギスした世相を象徴しているようで、なんともやるせない気分になってしまいました。

店の方が、やたら「お待たせしました」、とか「遅くなって申し訳ないです」、とか言ってたのもそういうクレームが多いのかなぁ、なんて思うと更に寂しい気分に...

よし川

住所 奈良県奈良市水門町50

TEL 0742-22-0448

営業時間 11:00-売り切れまで 月曜火曜定休

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丸花 MARUHANA@和歌山市

 先日、食祭WAKAYAMAに行った際、T君に最近いいラーメン屋さんが出来たと聞き、私も行ってきました。

和歌山インター近く、パチンコ123の向かいのテナントが並ぶ建物の端っこにそのお店はありました。もつ鍋が美味しい喜八の隣です。

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尖がって真っ赤なラーメンという文字には、まるで戦隊ヒーロー物の題字の様な勢いを感じますが、 いわゆる和歌山の”中華そば”屋さんとは違う雰囲気が感じられます。

店内に入ると、ステンレス製のカウンター席が特徴的で、とても清潔感がある印象。メニューは、昼と夜とで違う模様。

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塩と醤油の2種類のラーメンがあり、濃厚中華そばは夜のみの限定メニュー。中華そばとラーメン、あえて名前を分けているあたりにもなにやら拘りが感じられます。

どちらにしようか迷いますが、T君に「ここの店長さんが山為で修行された方」だと聞いていたので、最初は先ず濃厚中華そばを注文。

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山為にはもうしばらく行っていませんが、記憶にある山為の中華そばと同じ見た目と香りがします。スープを飲んでみると、とろみを感じるほどの濃度で、正に山為のスープです。飲んだ後に大量の骨粉が残るのも山為同様。チャーシューはとろっとして柔らかく、嫌な臭みもないのでご飯によく合います。

麺はやや太めの固めで、和歌山の中華そば屋さんにしては珍しいといった印象ですが、固さは好みの固さを伝えると調整してくれるようです。でも、固めが好きな私には丁度いい固さ。

チャーシューが冷めたまま、麺にやや臭みがある、最後に残る大量の骨粉はやはりスープの喉越しを悪くしている等、気になる点もありますが、出店間もなくでこのクォリティには正直驚かされました。

で、無性にこちらの”ラーメン”が食べたくなり翌日再訪。そして、塩豚骨ラーメンを頂きました。

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脂身の少ないチャーシュー、サイドにそそりたつ大きな海苔、うずら卵とほうれん草のトッピング、その見た目からも明らかに、これが中華そばでは無くラーメンなんだ、という事を主張しているように感じます。

スープを一口飲んで、あぁこれは旨いわ、と思わず口に出そうになりました。嫌な臭みなど一切しないスープはどこまでもクリーミーで濃厚なのに、全く重たいと感じさせる事がありません。飲み干しても骨粉が残らないので、最後までそのまろやかなスープを堪能出来ます。

麺はコシがしっかりとした太めの固めで、これまた私の好みにぴったり。麺の香りもよく、スープとの相性もばっちり。前日に頂いた中華そばとは麺が違うように思えましたが、もしかしたら使い分けているのでしょうか?

そしてチャーシューがまた秀逸で、臭みがなく歯応えのしっかりした、噛めば噛むほど旨味が溢れるチャーシュー。しかもこちらはほんのりと温められていて、それもまた好印象。温かいどんぶりとも相まって、ここらへんの気遣いにも今までの和歌山の中華そば屋さんとは違う何かを感じさせられます。

ちょっとびっくりするくらい美味しくて、葱の風味が強くてマイルドなスープの風味とぶつかっている、と感じた意外はもう私の好みのど真ん中。手が空いていると、店先まで「どうでしたか?」と聞きにくれた店主さんにも何やら熱いものを感じ、一気にこの店のファンになってしまった私。

で、一日空けた日曜日、丁度いい塩梅に丸花の近所での仕事だったので、残る醤油豚骨ラーメンを食べに再訪。

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お気に入りのチャーシューは大盛りで。ちなみに、チャーシュー大盛りは可能ですが、ご飯と麺の大盛りは不可となっているようです。大盛りのチャーシューもしっかりと温かく、熱々のスープが最後まで熱々で頂ける配慮が嬉しいところ。

スープは醤油のイメージとは裏腹に、見た目には塩をちょっと濃くしたくらいの違いです。スープを飲んでも明確な違いは感じられませんでしたが、こちらの方がよりマイルドになっている印象でしょうか。おぼろげにスープのコクなら醤油、風味なら塩といった印象ですが、ここらへんは今度誰か連れてきて同時に味わってみたいと思います。

そして一日仕事が終わって夜、やっぱり食べたくなって晩御飯もここで頂くことに。今度は塩豚骨を、気になっていた細麺で。

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スープを飲んでみて、やはりクリーミーな風味は塩の方がより純粋に感じられるように思います。そして、おすすめの胡椒(GABAN)を振り掛けると更にクリーミーに感じるから不思議。まるで牛乳か生クリームでも入っているかのよう、と言っても大げさではないと思うのです。鶏白湯のようなクリーミーさですが、使用しているのはあくまで豚骨のみなのだとか。同じ素材で、中華そばとラーメンの個性をきっちり分けている事にも感心してしまいます。

細麺は、ややぬめりが出ていたのが残念でしたが、麺のコシや風味自体はとても良かったです。でも、やっぱり太麺の方が私の好みには合っているようです。

それにしても、4日間で4度の訪問。ここまで嵌るラーメン店が和歌山に出来た事に、ちょっと驚くと共に、なんとも言えない嬉しさを感じずにいられません。なにより、有名店の味をしっかりと受け継ぎながら、新しい境地を開拓しようとしている店主さんの情熱がヒシヒシと伝わってくるのが嬉しいじゃないですか。

山為ファンの方には夜にリーズナブルに食せる中華そば、そしていわゆる和歌山の中華そば以外のラーメンを求める方には2種のラーメンと、一度は足を運んで損のないお店だと思います。いや本当に、これからどうなっていくのかがとても楽しみな、なんともいいお店が出来たものです。

丸花 MARUHANA

住所 和歌山市出島273-2

TEL 073-474-7041

営業時間 11:00-14:00 17:00-23:00

火曜日定休 

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