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ゆりの山温泉、喜代門の湯@湯川温泉

 那智勝浦から少し南下した所に、ゆかし潟という池があり、そのほとりに湯川温泉という温泉があります。去年の夏、南紀にドライブに訪れた際、勝浦で温泉でもと思い最初に行った温泉旅館はまだ入浴時間に早く、仕方なく42号線を南下してすぐに湯川温泉が見つかったのです。

Photo湯川温泉には3ヶ所の入浴施設があり、その一つ喜代門の湯に行ってみたところ、13時からとのことでまたも入浴出来ず、次に行ったのがゆりの山温泉だったのです。学校のグランドのような駐車場に車を停め、旅館のような建物(以前は宿泊も可だったそうです)に入ると、300円という入浴料の安さにびっくり。

Photo_2 でも、喜んだのもつかのま、清潔な脱衣所からお風呂に入ってみると、露天風呂はもちろん、シャワーもアメニティも何も無いんです。ボコボコと豪快な音を立てて湯船からお湯が溢れているのはいいのですが、お湯は妙にぬるいし、蛇口のお湯まで硫黄臭いし...

と、最初のイメージは最悪。ところが、ぬる湯にゆったりつかり、お風呂を出て、コーヒー牛乳を飲み、趣のある休憩所で扇風機にあたっているあたりから印象が全く変わって来ます。とにかく湯冷めしないんです。一息休憩してから、車に戻り、しばらく運転していても、体がポカポカでじんわり汗が滲んでくるほどで、肌も心なしかスベスベしています。

この時点で私の温泉感が180度変わってしまいました。あ~これがほんまもんの温泉なんだなぁと、目が覚めたような思いに至ったのです。露天風呂からサウナまであるような大型入浴施設が、うどんからドンブリまである大きな蕎麦屋さんだとすれば、ここはメニューは限定されているけど、自家製粉までする手打ちのこだわり蕎麦屋さんといったところでしょうか。

で、帰ってみていろいろ調べてみると、ゆりの山温泉が温泉マニアの間でも有名な所だと知り納得。以前は蛇口からもお湯が流れっぱなしだったそうですが、今は流石に蛇口にはバルブが付いています。そして、これがおそらく人生で初かもしれない、源泉掛け流しとの出会いだったのです。

Photo_3 で、調べていると、最初に訪れたホテルが一の滝というこれまた温泉湯宿を守る会にも登録されているような有名なホテルで、喜代門の湯がなんとそのホテルの経営だそうで。というわけで、先日南紀に訪れた際、喜代門の湯に行ってきました。

国道42号線からは、ここが通り沿いで利便性はいいのですが、料金は500円とゆりの山に比べると高め。しかし設備は整っていて、家族風呂もシャワーもあるしアメニティは充実しています。とはいえ、ここも源泉掛け流しの本格的なお湯ですから、露天風呂なんてのは無いですし、シャワーから出るのも温泉で硫黄臭かったりします。

お湯は、ゆりの山よりやや温度が高いように思いましたが、体の芯まで温かくなる感じや、肌がスベスベになるような感じはやはり同じ湯川温泉だけあり、共通した美点でした。なんでも、ゆりの山温泉では、ぬるさに怒って2度と来ないと言った人が、すぐに再訪された事もあるとか。さもありなんです。

弟にゆりの山の話をすると、弟はここが大のお気に入りで、ここに入るためだけに勝浦まで車を走らせたことも何度かあるとか。なんだ、こんないい温泉知ってたのなら早く教えてぇなと思った次第なのでした。

湯川温泉

URL http://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/kankou/24yukasi.html

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和歌山の旅」カテゴリの記事

コメント

 温泉の知識は全然ないけど、大好きです。

 ゆりの山温泉…岡電さんの書き込みを読み、猛烈に行きたくなりました。
 300円とは嬉しい価格。
 「湯川」は「ゆのかわ」と読むのでしたっけ?あの辺はいつも通り過ぎてしまうばかりで、でも気がかりだったんです。
 PHが9以上で、すごいアルカリ性のお湯なんですね。
 だからツルツル肌になったのでしょう。
 (肌の弱い人にはきついかも?)

 シンプルに浴槽しかない温泉って、ほんまもんっぽいですよね。
 露天風呂は確かに風情があり気持ちいいですが、内湯から露天に出た途端、漂白剤のようなニオイ(浴槽清掃に使うのでしょう)が気になる温泉って結構あります。
 シャワーやカランからも贅沢に温泉が出るところは、すごく嬉しい。
 あと、お湯は熱いよりぬるめの方が個人的には好きだし、そして体にも肌にもやさしいようですね。
 熱すぎる湯だと、却って暖まることはできないんだとか。
 高温から体内を防御する機能が働き、体表ばかりが火照るのに、熱が体の深部まで入っていかないのだ、とのこと。

 最近紀北方面で、2つほどほんまもん系の温泉に出会いました。
 さびれてたり辺鄙なところにあったりして、空いているのがまた良い。
 ご紹介したいけど、名前を書いてもし客足が増えたらイヤだ~。
 あ、でも、知ってる人は知ってる所なので、全然秘湯ってわけでもないんですけど。

投稿: 甕 | 2008年4月21日 (月) 18時38分

コメントありがとうございます。

紀北でほんまもんといえば、野半の里とか龍門山とかでしょうか?
あ、でも野半の里は辺鄙じゃないか...
う~ん気になります(^^;;

ゆりの山はほんとにおすすめです。
それに加え、南紀にはもっとマニアックな温泉もあるようで。
そこらへん、訪問することがあればまたアップしたいと思います。

でも、ぬる湯が芯まで暖まるのにそういう理由があったとは驚きです。
家のお風呂でぬる湯だと、すぐに冷めてしまうのですが、お湯が湧き出ている温泉だと、丁度いいぬるさ加減が続くのもいいんですよね。

投稿: 岡電 | 2008年4月21日 (月) 23時07分

 「半身浴がいい」と聞きますが、私は肩凝りがひどいので、肩や首も暖めたくなります。
 ぬるめの温泉に首まで浸かり、暑くなったら半身浴や足湯をして休憩、これを繰り返すと体がほぐれていい気持ち~。


 紀北のほんまもん系、ひとつ正解です!
 そこは行かれたことあります?
 建物の構造、装飾の趣味、従業員さん…かなりすごくて、場末のラブホ…場末の温泉宿…いや、何だろう?
 とにかく「場末」な世界というか、なかなか笑えるところです。
 でもお湯はいいと思います。
 難しいことはわからないけど、入ると心地よいので、私には合っているのでしょう。
 ぬるい方の浴槽はちょうどいいぬるさで、いつまでも入っていたいくらい。
 一応露天もあるし、私が行った時はカルキ臭もゼロだった。
 シャワーからも温泉が出ます。
 入浴料が1000円もするのが残念…。


 あと一軒は、大阪府になりますが犬鳴山のある入浴施設です。
 犬鳴山温泉には、テレビ和歌山のCM等で名前の知れた宿が数軒ありますが、ひっそりと小さなお風呂がもうひとつ存在するのです。
 事前に場所を確認しておかないと、うっかり行き過ごしてしまうこと疑いなし。
 廃墟のような外観、冷たいコンクリートの建物内に陳列されたワニやらキジやらの朽ち果てた剥製…あやしいです。
 蛇口からは水道水しか出ませんが、湯の花浮きまくりで強烈ぬるぬる湯の浴槽…すごい。
 浸かっていると、ヒジやヒザなど角質の硬い部分が溶かされているのがはっきりわかります。
 加温しすぎでかなり熱いのがイヤなんですが、冷たい源泉がポタポタ落ちている側に入れば温度もまずまず。
 休日に行っても空いていて、貸し切り同然の時さえあります。
 ここも値段は安くはなく、800円?700円?1000円したかな?
 入浴料は、お風呂横の階段を上がった食堂?で支払います。
 脱衣所の構造はとてもシンプルなので、貴重品はコインロッカーに入れねばなりません(100円は戻ってこない)。
 でも岡電さん、もしやここもチェック済みだったり?


 野半の蔵乃湯は、設備が整っていて、とても気持ちよく入れますね。


 和歌山には小さな温泉が数え切れないほどありますから、知らないところ、素晴らしいところ、珍しいところ、まだまだいっぱいのはず。
 紀南の温泉レポート、すごく楽しみにしていまーす。

投稿: 甕 | 2008年4月22日 (火) 11時03分

 なるほど一つは正解でしたか(^^)

それにしてもその犬鳴山の温泉は気になりますねぇ。
その雰囲気ってまるで、ナイトスクープのパラダイスみたいじゃないですか。
今度ぜったい行ってみたいと思います。
私は温泉の方はまだ片足を突っ込んだばかりでして、本当にこれからなのです。
これからは温泉にもしっかり目を向けたいと思います。

紀南はマニアックな温泉も多々あるようで、そのうちの一つに今度行ってみようかなと思っているのです。
今度行ったらまたお知らせしますので、よかったら見てくださいね。

投稿: 岡電 | 2008年4月23日 (水) 03時21分

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