福そば 本店@福井県大野市
福井行きの目的は、もちろん越前そば。福井県に入ると、蕎麦屋さんの多さに驚かされます。和歌山市周辺で、中華そば屋さんが多く見受けられるのと、よく似ています。昔領主が飢饉に備えて蕎麦の栽培を推奨したのがきっかけ、とのことらしいです。

先ず1店目は、大野市の福そば本店。この日は大野小京都まつりが催されており、店先の道路には屋台が連なっていました。高山など、全国の小京都の物産品が販売されています。
美味しそうな焼餅の隣では、よさこいのような踊りのパフォーマンスも行われており、小さな町の祭りにしては結構な賑わい。そのためか、福そばの店内も凄い人だかりで、接客が追いついていない様子。同席の、三重から来られた御夫婦が、前に来たときはもっとゆったりと食べられた、と仰っていらしたので、普通ならもう少しのどかな雰囲気なんでしょうね。
待つことしばし、やって来ました越前おろしそば。辛味大根のおろしをかけて食べるおろし蕎麦が、この地方の名物なのです。が、おろしがつゆに溶かれているためか、それほど辛味がなくて物足りない印象。つ~んと鼻に抜ける辛さを期待していただけに、ちょっと残念。
しかし、この蕎麦ののど越しの良さは秀逸。風味も良くて、さすがの美味しさ。最近流行の蕎麦屋さんでは、結構細めの蕎麦が多いのですが、こちらは程よく太めで、それがのど越しの良さや、噛み応えの良さにつながっているようです。
こちらは山かけ蕎麦です。山芋の風味が濃いのですが、それに合わせて、蕎麦の風味も少し強いものにしているようです。ですが、それでもやはり強い山芋の風味に蕎麦が負けているように思えて、やはりおろし蕎麦の方が美味しく感じました。しかし、友人はこちらの方が好みに合っていたようで、そこらへんは個人差があるようですね。
蕎麦掻は、蕎麦に比べて色白ですが、風味はしっかり活きています。わさびは見た目本ワサビをおろしたもののようですが、風味は弱め。おそらく、蕎麦の風味を邪魔しないようにだと思われますが、なるほどいい塩梅です。
商店街の、いたって普通の蕎麦屋さんっぽい外見ですが、いい意味で裏切ってくれました。今回は人が多すぎて、少しせわしない食事になってしまいましたが、今度はもう少しゆっくり味わってみたいものです。
福そば 本店
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