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慈尊院

 紀ノ川の南側、県道13号線は拡張工事も進み随分と走りやすくなっていますが、その道中、高野口町に慈尊院があります。高野山の表玄関ともいえるこのお寺は、女人高野とも呼ばれ、空海がここに滞在していた母を月に九度訪れたことから、このあたりは九度山と呼ばれるそうです。

Photo 思ったより広めの駐車場に車を停めると、すぐそこに慈尊院の門があります。門の横に見える土塀は、法隆寺の土塀より古いものだそうで、なるほど風情があります。それにしても、世界遺産に登録されたのはいいですが、こののぼりや看板はどうにも賑やか過ぎに思えます。

Photo_2 門をくぐるとすぐに、立派な多宝塔が見えます。重文はおろか、県の文化財にも指定されていないのが不思議なくらいですが、大改修があるとのことで、それが済めばさらに魅力あるものになるのでしょう。しかし、ここでも赤や黄色が目立つ看板が雰囲気を壊しているように思えました。

Photo_3 重文の弥勒堂の中には、国宝の弥勒菩薩が鎮座されております。残念ながら秘仏のため、現在は拝観出来ません。21年に一回公開とのことで、次は2015年とのこと。気長に待つしかないですね。

写真右下に写っているのは、乳房をかたどった絵馬。羽二重で自作したものを、このお寺に奉納するそうで、子宝授乳のご利益があるとか。見た目になんともユニークで、このお寺を特徴付けるものの一つでしょう。

Photo_4 本堂の奥には噴水があり、その奥にはゴンという犬の像が。ゴンとは、慈尊院から高野山までの20km以上の高野山石道を、毎日ガイド犬として往復していた犬だそうです。それが野良犬で、いつの間にかガイドをするようになったという所に、なんともこの犬のけなげさというか、愛おしさのようなものを感じさせてくれるのです。

さすがに高野山の表玄関だけあり、とても風情のあるいいお寺でした。観光客で溢れるということもないようで、この日も私とあと数人しかいなかったのですが、それがまた落ち着いていていいのです。だからこそ、あの看板やのぼりが余計邪魔に思えてしかたありませんでした。

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