私は、たま~に和歌浦漁港でまったりすることがあるのですが、そこにとても気になるお店がありまして。
それが和歌浦漁港内にある魚もん屋というお店。隣には和歌山市では有名な焼肉やさんもあり、漁港に彩を添えています。看板には魚もん屋の後にカネナカと続いていて、調べてみるとカネナカ水産という水産会社直営のお店のようです。
と、なると、やっぱりメインは魚料理。先付けからして気合が入っています。シラスの和え物に、鯛の子、それに魚の揚げ物にカレー風味の餡がかかったものが出てきました。この中では、臭みも無く旨味たっぷりのシラスが印象的でした。
一気に注文して、先ず出てきたのが足赤海老の天ぷら。大きく立派な足赤海老は格別の旨さ。揚げ具合も申し分なく、甘味たっぷり、プリプリの食感を堪能出来ます。和歌山市で海老を食べるなら、地元で獲れる足赤海老で間違い無しですね。
大好きな蛸は柔らか煮で。濃厚かつ甘味がしっかり効いた煮汁がしっかりと滲み込んだ蛸の旨さは、堪らないものがあります。とても柔らかく煮込まれていますが、蛸の食感や旨味はきちんと残っていて、それがとても好印象でした。
アナゴの天ぷら葱醤油です。足赤海老も旨いのですが、この辺りで獲れる穴子もいいんです。醤油がしっかり滲み込んだ天ぷらは、衣をしっかりと纏っていて、ボリューム感のあるもの。穴子の風味は少々分かりにくい印象でした。
こちらはカニ味噌です。実は私はカニ味噌が苦手で、この日も殆ど興味が無かったのですが、久しぶりに一口食べてみると、これがなんと美味しいじゃないですか。やはり歳と共に味覚って変わるものなのですね。これにはもちろん、日本酒が最高に合いました。
そして、こちらが造りの盛り合わせ。1人前このボリュームで990円。2人での食事だったのですが、女将さんが一人前でも充分と仰ったのが分かりました。クジラが血生臭かった以外は、どれも新鮮で申し分なし。特に太刀魚(こちらのメニューには太っちょと書かれていました)は格別の美味しさでした。
最近、魚料理は塩焼きで、がマイブームなのですが、今回は甘鯛を。天ぷらや煮つけの印象と違い、こちらは極うっすらと塩味が。お皿には塩が盛られていて、好みに応じて付けて頂きます。焼き具合はとてもいい塩梅で、繊細な甘鯛の風味が堪能出来ます。こういう身の柔らかな魚が美味しいと感じると、歳を重ねるのも悪くないと思ってしまいます。
こちらはホタテグラタン。さすがは水産会社直営のお店で、地元以外の魚介類も新鮮で美味しいものが揃っています。栗のような甘味が特徴的なホワイトソースが絡まったホタテは、堪えられない美味しさ。ソースがちょっとぬるかった事だけが残念でした。
最後は、シラスの出汁茶漬けで締め。しっとりと出汁の効いた、優しい味わいのお茶漬け。先付けで好印象だったシラスは、茶漬けでたっぷり頂いても変わらない印象の旨さ。ただ、添えられていた漬物は、いかにも市販のものといった感じで、この繊細な味わいの茶漬けには合っていないように思いました。
これだけ食べて、お酒も頂いて2人で8000円ちょい。内容を考えると、かなりリーズナブルなのではないでしょうか。すぐ近くには、大好きな”あきら”もあり、これからどちらに行こうか迷ってしまいそうです。穴子はあきらに軍配が上がるとは感じましたが、ここのコスパは相当なものですし。どちらにしても、地元の美味しい魚が手ごろな価格で頂けるお店で、そういう選択肢が増えるのは嬉しい限りなのですが...
魚もん屋
住所 和歌山市新和歌浦1-1
TEL 073-444-0611
営業時間 17:00-22:00 水曜定休
URL http://www.nnc.or.jp/~kalcha/kanenaka/
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